53、私でも祓える呪霊は本当の雑魚 ページ8
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私でも祓えるような雑魚相手だから何も気にしなくていい、と言われて何も気にせずオシャレした。
一応動けるようにパンツスタイルだけど。
今日もメイクオッケー、完璧だ。
『お待たせ。ごめんね遅くなった。』
「行きましょう。」
日曜日ということもあり人は多かった。
私でも祓えるような雑魚がチラホラ見える。それをさりげなく祓いながら順路に従って歩いた。
何年ぶりの水族館だろう。大きな水槽で優雅に泳ぐ魚たち。
何気なくお互いの手が触れて、そのまま繋いだ。
一瞬戸惑ったけど流れに身を任せた。七海の手は今日もあったかい。
「あっ!A先輩、七海先輩!」
『え、久しぶりだね!』
クソ会社に勤めていた時、一番可愛がっていた後輩と彼女さんかな?手を繋ぐ女性の方。
ペコリとお辞儀されて、私たちもお辞儀した。
「うわ〜会えて嬉しいです!お二人とも元気そうでよかったです!
……っていうか付き合ってたんですね!おめでとうございます!」
『あー……付き合ってな「ありがとうございます。」……そうなの付き合ってるの。』
何故か言葉を遮られて、付き合ってると言ってしまった。
それから後輩と彼女さんはイルカショーを見に行くと言って、またねと挨拶をした。
『なんで嘘ついたの?』
「…相手方の雰囲気壊したく無かったので。」
『そっか。優しいね〜。』
そのまま出口付近まで歩いた。
呪霊は全て祓い終えた。
丁度その時に携帯が震えた。
画面には《家入硝子》と表示された。
『もしもし、』
「A今すぐそこから出て。
そこに呪詛師が紛れてるっぽい。今五条が向かってるから。」
それだけ言われて切れた。
『…呪詛師が紛れてるから退避してって。五条さんがこっちに向かってるらしい。』
どういう仕組みになっているかは知らない。
すぐに館内アナウンスで施設の設備不良のため退出するように言われた。
「五条さんの事ならもう到着するでしょう。Aは先に出てください。」
『七海は?』
「残ります。」
___領域展開。
そう聞こえた後、不思議な空間に包まれた。
・
*モブ呪詛師なので特に深く考えてません。
ちょっとしたお知らせです。
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さしす - とっても面白い!! ナナミンと夢主ちゃんが尊い・・・!! 応援してます! (2022年5月26日 21時) (レス) @page43 id: 9bbdd85770 (このIDを非表示/違反報告)
星空海月(プロフ) - 尊い……ただひたすらに……。ますます沼にハマってしまいました。 (2022年5月21日 23時) (レス) @page43 id: 8e029f144e (このIDを非表示/違反報告)
森 - 控えめに言って尊い…! (2022年2月20日 14時) (レス) id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ - ひゃーーーー照れてる七海サンとか尊い… (2022年1月21日 23時) (レス) @page43 id: cece85a69e (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - chiaki0708さん» 長いのに最後まで読んで頂きありがとうございました✨溺愛具合にニマニマしてもらえて良かったです! (2022年1月20日 12時) (レス) id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまこ | 作成日時:2021年9月26日 13時