52、呪術師の授業は命懸け ページ7
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グラウンドに連れて来られた。
いつも通り1.2年が準備していた。その中に七海の姿も。
1.2年で五条さんと七海を倒す、という近接の練習らしい。
生徒たちはやる気満々。七海は面倒臭そうに五条さんに肩を組まれている。
「僕らは君たちが死なない程度に本気でいくから。君たちも本気でね。」
練習というより殺し合いに近い何かをぼーっと見つめる。京都でも生徒同士がしてたなぁ。
さすが大人組。特級と1級って生徒たちにこんな差を付けるんだ。
結果は生徒たちが疲れてギブアップして終了した。
『お疲れ様。』
「五条先生もナナミンも強すぎ〜勝てねぇ〜〜」
『虎杖くんもなかなか凄かったよ。』
みんな大した怪我じゃないから軽く手当てをする。
「ツナ、」
「Aさん棘が足痛いって。」
『足？……本当だ。痛い？冷やそうか。』
まだおにぎり語はよくわかんない。
真希ちゃんかパンダくんの通訳が絶対必要。
今のツナは「見て」とかの意味なんだろうか……
『どう？少しマシになった？』
「しゃけ！」
『念のため湿布貼っとくね。』
パンダくんの傷は学長に縫ってもらうとして、これで全員オッケーかな。
「…Aさんコレどったの？」
その声にハッとする。
屈んだり立ち上がったり動き回ったせいで見えてたんだと瞬時に理解した。
「虎杖、そんな事聞くな。」
「だって腫れてね？」
「…Aさんにも大人の事情があるのよ。」
「大人の事情？なんかわかんねーけどAさんがいいならいっか。」
どう言い訳しようか考えたけど何も聞かれなくてよかった。
虎杖くんの純粋さがとっても恐ろしい。
休憩を終えて走っていく生徒達。
元気いっぱいでなにより。
「A見えるところに付けちゃダメだからね。」
『……私のせいじゃないです。相手が悪かったんですよ。』
「そんなAと七海にスペシャル任務だよ〜」
どんなスペシャルだよ。
無理矢理すぎないか。
じゃーん、とポケットから水族館のチケットを2枚取り出した。
「目的は溜まった呪霊を祓う事。せっかくだから楽しんでおいでよ。」
『…私より五条さんと七海で行った方が良くないですか？』
「たかが雑魚に特級と1級の派遣はないでしょ〜。まあ1級の派遣もおかしいけどね。」
普通に誘われたんだったら喜んで行くけど任務となりゃ足手まといが目に見える。
そんな不安を抱えながらも水族館へ行くことになった。
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53、私でも祓える呪霊は本当の雑魚→←51、それは2人だけの秘密で
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さしす - とっても面白い!! ナナミンと夢主ちゃんが尊い・・・!! 応援してます！ (2022年5月26日 21時) (
レス) @page43 id: 9bbdd85770 (このIDを非表示/違反報告)
星空海月(プロフ) - 尊い……ただひたすらに……。ますます沼にハマってしまいました。 (2022年5月21日 23時) (レス) @page43 id: 8e029f144e (このIDを非表示/違反報告)
森 - 控えめに言って尊い…! (2022年2月20日 14時) (レス) id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ - ひゃーーーー照れてる七海サンとか尊い… (2022年1月21日 23時) (レス) @page43 id: cece85a69e (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - chiaki0708さん» 長いのに最後まで読んで頂きありがとうございました✨溺愛具合にニマニマしてもらえて良かったです！ (2022年1月20日 12時) (レス) id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまこ
| 作成日時：2021年9月26日 13時
