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82、不自然 ページ37






医務室へAを迎えに行った。予定ではAの方が早く仕事が終わるからもう待ってるはず。




「Aなら帰ったよ。2時間ぐらい前に。」

「……は?」

「だから帰ったって。」

「…わかりました、失礼します。」




そこにAの姿はなく、帰ったと告げられたのみ。
携帯を確認するがなにもメッセージは届いていない。




*




帰ったものの、Aの様子が変。落ち着いてるようで、何かソワソワと落ち着いてない。

そういう日もあるかと、気にはしなかった。
入浴を済ませるとAの姿は無かった。



寝室を覗くとベッドに丸くなるA。普段は真っ暗のこの部屋もオレンジの小さな電気が付いていた。
やはりどこか変……いつも「おやすみ」の一言は必ずあるのにない。




隣に寝転ぶとAは体をこちらに向けて、頬に触れるだけのキスをした。




『建人くん、その……、』




名前で呼ばれる事に違和感。
どこか恥ずかしそうにしている事に違和感。




『えっちしよ…』




Aを見れば目を逸らす。

今までこんな風に言われたことは無かった。



そう言って、自らパジャマのボタンを1つずつ外していく。

パジャマの隙間からチラリと覗く下着。




『……買ったの、可愛い?』

「電気付けてもいいですか、」

『ダメ恥ずかしい。』

「よく見えないので付けます。」




眩しい光と共に目に入る淡いピンク。
思ってた色とは違う。

買ったと教えてくれる辺りも自分のために用意してくれたのだ、と理解した。




「可愛い、似合ってます。」

『変じゃないかな……』




いつもと雰囲気の違うAにコッチまでドキドキとしてしまう。

可愛くてもっと見ていたいと思う。
Aは恥ずかしいのか徐々に顔を赤くする。





『も、もう見ないで!』

「Aはどうしてそんなに可愛いんですか。私を殺す為ですか。」

『……頭おかしくなったんじゃないの。』




付き合ってから気持ちが爆発したような感じがする。
Aの全部が愛おしくてたまらない。


声も、表情も、仕草も、何もかも。
自分だけのモノにしたいとドロドロした感情まで湧き上がる。




「…Aは私の事好きですか?」

『好きじゃなかったらこんな事しないって!わざわざ新しく買って見せないし!』

「あー……可愛い、今すぐメチャクチャに抱きたい。」

『……へ?』

「誘ったのはA。満足するまで付き合って下さいね。」





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さしす - とっても面白い!! ナナミンと夢主ちゃんが尊い・・・!! 応援してます! (2022年5月26日 21時) (レス) @page43 id: 9bbdd85770 (このIDを非表示/違反報告)
星空海月(プロフ) - 尊い……ただひたすらに……。ますます沼にハマってしまいました。 (2022年5月21日 23時) (レス) @page43 id: 8e029f144e (このIDを非表示/違反報告)
- 控えめに言って尊い…! (2022年2月20日 14時) (レス) id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ - ひゃーーーー照れてる七海サンとか尊い… (2022年1月21日 23時) (レス) @page43 id: cece85a69e (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - chiaki0708さん» 長いのに最後まで読んで頂きありがとうございました✨溺愛具合にニマニマしてもらえて良かったです! (2022年1月20日 12時) (レス) id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くまこ | 作成日時:2021年9月26日 13時

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