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48、最強も体調を崩す ページ3






「おっはよ〜」




愛する1年の教室へ。

いつも元気よく挨拶を返してくれるのは悠二だけだ。




「今日はね〜、えっと、」

「…五条先生なんか顔赤くね?」

「熱あんじゃない?」




1年のそんな声が聞こえた後、重力に身を任せるかのように倒れた。




*




うるさい声がして目が覚めると、医務室のベッドで横になっていた。
目隠しと上着はベッド横の椅子に丁寧に畳まれて、シャツのボタンは3つほど開けられていた。





『無理なもんは無理ですよ。五条さん病人ですから。』

「しかし悟に行ってもらわんと困るのだが……」

『…いくら夜蛾学長の頼みでも看護師として譲れないです。』

「本人が行くと言ったら行かせるのはどうだ?」




Aと学長の言い合う声がカーテンの向こうから聞こえる。

学長がこっちに来る気配がして、寝たフリをした。

シャーっと乱暴にカーテンが開く。




「悟、起きろ。」

『あんた頭の硬いジジイか。ダメだって言ってるじゃないですか。』

「ジジイっ……硝子診察してくれ。治ってたら連れて行く。」

「…診察しなくても優秀な看護師がダメだって言ってんだからダメでしょ。」

『さぁ優秀な医師がそう言ってるんですから帰ってください。五条さんじゃなくても夜蛾学長も呪術師でしょ。代わってやってくださいよ。』




内容が気になりすぎて目を開けると、僕を守るかのように学長と僕の間に割り込んでるA。

そのままカーテンの向こう側に学長を押して、Aはこっちに残ったままカーテンが閉められた。


学長の溜息と、医務室のドアが閉まる音が聞こえた。




「A、」

『ひっ……起きてたんですね…っていうか起こしました?ごめんなさい。』

「いいよ。Aは僕のこと守ってくれたんでしょ?」




体を起こしてAの腰に手を回して抱き寄せた。

Aの匂い。甘ったるいけど好きな匂い。




『…1年ズが心配してましたよ。』

「Aは?心配してくれた?」

『当たり前じゃないですか。……熱はもう無さそうですね。』




額に手を当てて「よかった」と笑った。
Aとの近い距離に心臓が高鳴る。こんな感情いつぶりだろうか。




「…まだ頭が重い。」

『貧血気味ですよ。ご飯食べてましたか?』




そう言われると最近特に忙しかったような……

「しっかり食べなきゃダメですよ」と言い僕のそばから離れた。






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さしす - とっても面白い!! ナナミンと夢主ちゃんが尊い・・・!! 応援してます! (2022年5月26日 21時) (レス) @page43 id: 9bbdd85770 (このIDを非表示/違反報告)
星空海月(プロフ) - 尊い……ただひたすらに……。ますます沼にハマってしまいました。 (2022年5月21日 23時) (レス) @page43 id: 8e029f144e (このIDを非表示/違反報告)
- 控えめに言って尊い…! (2022年2月20日 14時) (レス) id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ - ひゃーーーー照れてる七海サンとか尊い… (2022年1月21日 23時) (レス) @page43 id: cece85a69e (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - chiaki0708さん» 長いのに最後まで読んで頂きありがとうございました✨溺愛具合にニマニマしてもらえて良かったです! (2022年1月20日 12時) (レス) id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くまこ | 作成日時:2021年9月26日 13時

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