１７話 ページ2
貴女side
校内呼び出し事件(？)も無事解決し、
猫又監督の宣言通り旅行禁止令も出ました。
『あ"ぁ……ご当地グルメが足りない……』
「取り寄せるのはどう？」
部活の片付けをしながら、
海先輩が相変わらずの神々しい笑顔で首を傾げる。
ｱｯ……ﾒｶﾞｯ……
『それもアリではあるんですけど……
やっぱり自分の足で探して買いたいというか……』
「なるほど。
東京の美味しいもの探しはしないの？」
『あ……最近は行ってないです……』
「都内だったら監督も許してくれるんじゃない？」
『確かに……！！ありがとうございます海先輩！』
「どういたしまして。」
ニコッと笑った海先輩だったが
すぐに困った顔をして私を見る。
え、何事ですか。
「……Aも見ていて分かると思うんだけど……
夜久と山本とリエーフのことなんだよね。」
『あぁ……まだ何か問題がありましたかね……？』
確かにこの３人は合宿後も元気が無い。
「夜久はAを叩いた罪悪感。
山本とリエーフは信じきれなかった罪悪感、かな。」
『えぇ……！？３人とも謝ってくれましたよ！？
私はもう気にしてないですし！！』
「３人はまだ立ち直ってないみたい。
……こんな状態で春高とか……無理だよね？」
『ﾋｮｴｯ……お、お話してきます！！』
「よろしくね。」
やばい。
海先輩が笑顔だけど笑顔じゃなかった。
あれはやばい。
『……よし。
夜久先輩、虎、リエーフ。話があります。』
「「「！！」」」
『片付けが終わったら少し時間をください。』
「わ、分かった。」
「おう……」
「っス……」
とりあえず片付けを終わらせて
体育館の施錠をしないといけないからね。
「Aー……って何ここの空気。」
『すぐに元に戻るよ。
で、どうしたんですか黒尾センパイ。』
テツがギョッとした顔で私達を見る。
テツもこの３人の事は気にしてたっぽいし
早く何とかしないとね。
「あー……うん、分かった。
さっき冷却スプレー使い切っちゃって、予備ある？」
『あと１本残ってます。
オフ日に買いに行こうと思ってて。』
「おー了解。他に買う物あるか？」
『テーピング２種類と洗剤です。』
細いテーピングがもう残りわずかだったし、
タオル用の洗剤も前に姫野さんがこぼしたし。←
夜久先輩達の視線を感じながらも
私は３人に話すことを考えながら片付けを続けた。
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シマエナガ - めっちゃ面白いです！これからも執筆頑張ってください！応援してます！ (4月11日 16時) (
レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
sky☆ - この話大好きです！これからも応援します！ (2022年4月20日 23時) (レス) @page18 id: 9b1daafc8e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ひにゃ。さん» コメントありがとうございます！全力で挑んで来ます！応援嬉しいですっ！頑張ります！ (2020年9月23日 20時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますので楽しんで頂けたら幸いです…！！ (2020年9月23日 20時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃ。(プロフ) - 受験頑張ってください...！応援しています...！ (2020年9月23日 18時) (レス) id: 53ba08356b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2020年9月7日 18時
