5 ページ7
no side
「お疲れ様でぇす♡♡」
甲高い声が響き渡る。
もちろん声の主は姫野だ。
「おぉ姫野！準備は間に合ったか？」
「はい♡ギリギリですが間に合いました♡」
夜久が笑顔で姫野に声をかける。
間に合ってねぇよ。何言ってんだおめぇ。←
「そうか！お、味噌汁か？並べるの手伝うぞ。」
「ありがとぉございます♡
でも衛輔せんぱいは疲れてませんか……？」
「これくらい大丈夫だって！」
そう言って２人で並べ始める。
海は笑顔だが心の内の違和感は拭えなかった。
「この味噌汁、愛華が作ったんですよ！」
「そうなのか？姫野は料理も出来るんだな！」
ニコニコと笑い合う２人を前に
音駒の間では何とも微妙な空気が流れる。
「……そう言えば黒尾は？」
「クロは自主練してから来るって……」
「なるほど。
でも食堂ってこの後は閉まる気がするんだけど。」
「……要らないんじゃない？」←
「黒尾が良いなら良いけど。」←
『良くないですよ海先輩……！！
閉まるのすっかり忘れてました呼んできます！！』
「あ、A。よろしくね。」
いつの間に来たのかAは
バン、と机に白飯を置いて食堂を出て行く。
その数分後(皆が食事を始めた頃)に
Aが黒尾とリエーフを引き摺って戻ってきた。←
「Aさぁん！俺まだ打ちたいっス！！」
「お前はレシーブ練だろ！」
『んな事より先にご飯！！
食べてから好きなだけ練習して下さい！！！』
「「いだだだだ！！！」」←
椅子に座った黒尾とリエーフ。
Aは夜久の隣に座る姫野を一瞬だけ見て
マネージャーが集まる方へ戻った。
「お疲れ〜」
「あの巨体を引き摺るって凄いね。」
「A先輩かっこよかったです！」
『あはは……お騒がせしましたぁ……』
食べ始め談笑していたのも束の間。
すぐに元気な声が食堂に響く。
「おかわり出来ますか！！」
「日向ボゲ！抜かすんじゃねぇ！」
ワッ、と近寄って来たのは日向と影山。
マネ’sはギョッとしつつも笑顔を零す。
『まだあるからゆっくりで良いんだよ。
あ、じゃあ調理場まで着いておいで。』
「わ、私もお手伝いします！」
『ありがとう仁花ちゃん！』
「「あざっす！！」」
谷地と歩き出したA。
日向と影山は何やら言い争っているが元気な証拠だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 518人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
沙羅(プロフ) - ★さん» コメント、ご意見ありがとうございます。典型的な悪女を出して対立させたかったので登場させました。そう思われないよう、今後は気を付けて書いていきたいと思います。参考になるご意見をありがとうございました。 (2021年7月7日 1時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 姫野？ってキャラいる？いなくても話成り立つしむしろいることによって今までの面白さが無くなって残念です。 (2021年7月6日 22時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ひにゃ。さん» コメントありがとうございます！皆様の応援のおかげで書いてくることが出来ました…！！本当にありがとうございます！入試、頑張ってきます！！ (2020年9月3日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃ。(プロフ) - 続編おめでとうございます…！受験生にもかかわらず、更新して下さった主様は神です…！入試頑張ってください…！東京から応援しています…！主様が志望校に受かりますように…！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: b37bb85b42 (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - 何となく方言わかった。だらー。 (2020年8月31日 23時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：沙羅
| 作成日時：2020年8月10日 21時
