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貴女side
そして１日飛んでもう６日目。
昨日は怖いくらい何も無かった。
姫野さんや夜久先輩とは最低限しか話してないけど
睨まれることもなく１日が終わった。
「あの……A先輩、ちょっと良いですか、」
『えっ？あ、うん……どうしたの？』
朝食の片付けが終わって体育館に向かう途中、
なぜか姫野さんに呼び止められた。
眉を下げて悲しそうな顔をしてる。何で？
「昨日……よく、考えたんです。
正直に言います。私は先輩が嫌いです。邪魔です。」
『う……うん……』
ワァ本当に正直。
「でも……ちょっとやり過ぎました。
衛輔先輩が先輩を叩いた時、申し訳なくなって……」
うつむいていた姫野さんがパッと顔を上げる。
「許して下さいとは言いません！
だから、せめてもの代わりに今日と明日は
しっかりと仕事をします！！
すみませんでした！！」
『……分かった。
とりあえず色んな事は合宿後に話そう。
じゃあ後２日、頑張ろうね。』
「……！はいっ！」
ニッコリと笑う姫野さん。
姫野さんはルンルンと前を歩いて行く。
………………騙されると思うなよ？
人を笑顔で騙せて、鋼メンタルのアナタが、
そう簡単に改心するとは思えない。
水道でドリンクを作り始めて数分。
姫野さんはあっ、と甲高い声を上げる。
「実はさっき森然の監督に呼ばれてて……」
『そうなの？』
「でもっコレ先に運んじゃいます！！
配るのだけ先輩にお願いしても良いですかっ？」
『……うん。良いよ。』
そのまま体育館までドリンクを運んで
私が配り始めると同時に姫野さんは出て行く。
「……仲直りしたのか？」
『まぁ……そうですね！』
「そっか……
あのさ……この間は平手してごめんな。
カッとなって、本当にごめん。」
『大丈夫ですよ。気にしないで下さい！』
夜久先輩が頭を下げる。
『私は気にしてないので！
夜久先輩は今日もレシーブ頑張って下さい！』
「お……おう！任せとけ！」
ボトルの回収をし始めた頃、
姫野さんが慌てたように私を呼ぶ。
「あっあの、すみません先輩！
ちょっと来てもらっても良いですか！？」
『そんな慌ててどうしたの？』
「実は小さいカラーコーン？みたいなのを
取って来てと頼まれたんですが手が届かなくて……」
こっちです、と手を引かれて向かった先は
日陰にある物置だった。
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沙羅(プロフ) - ★さん» コメント、ご意見ありがとうございます。典型的な悪女を出して対立させたかったので登場させました。そう思われないよう、今後は気を付けて書いていきたいと思います。参考になるご意見をありがとうございました。 (2021年7月7日 1時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 姫野？ってキャラいる？いなくても話成り立つしむしろいることによって今までの面白さが無くなって残念です。 (2021年7月6日 22時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ひにゃ。さん» コメントありがとうございます！皆様の応援のおかげで書いてくることが出来ました…！！本当にありがとうございます！入試、頑張ってきます！！ (2020年9月3日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃ。(プロフ) - 続編おめでとうございます…！受験生にもかかわらず、更新して下さった主様は神です…！入試頑張ってください…！東京から応援しています…！主様が志望校に受かりますように…！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: b37bb85b42 (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - 何となく方言わかった。だらー。 (2020年8月31日 23時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2020年8月10日 21時
