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no side
『部活終わっちゃったかなあ……
もう監督いないかなあ……』
ひょこひょこと正門をうろつくA。
電車で会った青根が通らないか、と期待して。
「何してんの?」
『またこのパターン!!!』←
「は?」
バッ、と声の方に顔を向ければ
そこには七三分け(?)の184.2cm。
と、その後ろに青根の姿。
『青根さぁぁん!!!』←
「……!」
「え、何。青根知り合いなの?」
「……」
ぶわあっ、と叫ぶAにコク、と頷く青根。
「…………電車で、」
「あ、もしかしてお前を怖がらなかった女子?」
再び頷いた青根に
ふーん、とAの顔を覗き込む184.2cm。
「名前は?」
『…………水瀬です。』
何かを察したAはサッと身構えて答える。
「水瀬、何?」
『…………Aです。アナタは?』
「二口堅治。よろしく〜」
『……よろしくお願いしまぁす。』
ヘラヘラと笑う二口とは対照的に
Aはめちゃくちゃ真顔だ。
「……ッ、」
異様な雰囲気に圧される青根。
多分一番の被害者は彼だ。
『あ、青根さん、監督さんいます?』
「え、何で目の前の俺に聞かないの?わざと?」
『え、わざと意外に何があるんすか?』←
「うっわ何この子。初対面なのに。」
『じゃあその作り笑いやめて下さいよ〜
警戒してんのバレバレですよ♡』
「うっっわ。」
慌てて青根が二口の肩を叩く。
「…………」
「……はあ。で?監督に用あんの?」
『はい。連絡はしてあります。』
Aも態度を改めしっかりと答える。
「……こっち。」
「……((コク」
『!ありがとうございます!』
二口と青根の後ろを着いて行くA。
「何年?」
『2年です。』
「何だ、一緒じゃん。……見えないわ。」
『は??』
「背はでかいけど中身が……?みたいな。」
『煽りスキルのことですか?』←
「何それ。」
『私の幼馴染が煽りスキルレベマなんで
多分それがうつったんですね。』←
「バカなの??」←
引きつった顔で言う二口。
Aはケラケラ笑ってスっと真剣な顔をする。
『必要な煽りもあると思うんですよね。』
「……ま、それには同意。」
『でも、煽り運転ダメ絶対。』←
「誰に言ってんの?」
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紅(プロフ) - 分かりました!ありがとうございます!続編も楽しく読ませていただきます!これからも無理しないで頑張ってください! (2020年8月11日 10時) (レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅 - 紅さん» 別垢からの返信ですみません。初コメントありがとうございます!!申し訳ありません!!何のミスかやらかしました!!きちんと公開し直したのでお時間ある時にぜひ見てみて下さい!!続編の方でも、どうぞよろしくお願いします!!! (2020年8月10日 23時) (レス) id: d122e1271c (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - それと大変申し訳ないのですが、私の家Twitterが禁止されていてパスワードが分からないのですが、教えていただけないでしょうか。無茶なお願いと長々としたコメントすみません。 (2020年8月10日 22時) (レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 初コメ失礼します!続編のお知らせページの夢主と木兎さんの会話とその後のページの夢主と木兎さんの会話が可愛すぎます!可愛いが渋滞してました!最高です!続編も楽しみにしていますね! (2020年8月10日 22時) (レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - Rさん» コメントありがとうございます!正直、行き当たりばったりで書いてます()どうなるか分かりませんが頑張ります()どうぞ応援よろしくお願い致します!!(?) (2020年7月26日 12時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年5月23日 21時