９月・続続続続続々 ページ28
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「信介、久しぶりやな。」
「久しぶり〜」
「大耳も赤木も久しぶり。来てくれて嬉しいわ。」
米の収穫をする、という話を聞いた２人は
仕事等の合間を縫って訪ねて来たのだ。
「えらい広い田圃やな。１人でやってるんか？」
「手伝ってくれてる子は居るよ。
今日は２人にも紹介したろ思てん。」
北はキョロキョロと辺りを見回す。
「A、居るか？」
大耳と赤木は不思議そうに北を見守る。
呼ばれたAは近くの木の影から姿を現す。
『お、居るよ！』
ひょこ、と飛び出してきたAは
背の高い(主に大耳)２人を見て
慌てて北の後ろに隠れた。
『で、でかいなあ、
「A、挨拶してな。」
そんなAを微笑ましげに見た北は
ヨシヨシと頭を撫でて促す。
『ﾊｯ……Aいいます！
歳は……えっと、８つ？信ちゃんのお友達です！
よろしゅうお願いします！』
「しっかりしとるなあ。
大耳練や。俺も信介の友達やで。よろしゅうな。」
「可愛ええ友達やな。
俺は赤木路成。俺も友達や！よろしゅう。」
に、と笑う２人に
安心したのかAも北の後ろから出てくる。
『練くんと路成くんやな！
今日は２人も一緒に稲刈りするん？』
「「そのつもりや。」」
「鎌用意してあるで。
A、２人に教えたってや。」
『任せとき！』
動きやすい服装に変えた２人は
Aの後に続いて稲を刈り取っていく。
「意外と切れにくいな、」
『あ、稲は外側から掴むんやで！
それやと親指が切れてまうかもしれんから、』
「こ、こうか？」
『そうそう！ほんで斜めに根元を切る！』
４人で収穫すればあっという間に作業は終わる。
「まさか収穫を体験出来るとは思わんかったわ。」
「ええ経験になったわ。ありがとうな。」
楽しかった、と笑う２人に
北とAも嬉しそうに頷く。
「精米したら届けに行くな。」
『色んな話が聞けて楽しかった！！』
ばれー！、と元気よくレシーブの姿勢をとるAに
上手い上手い、と３人が褒める。
『うち、いつでも居るからまた遊び来てな！』
「おう。またな。」
「今度はAもこっちに遊び来たらええわ。」
去って行く２人に北とAは手を振って見送った。
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沙羅(プロフ) - トロピカーナブランケットツッパーナムルさん» めコメントありがとうございます！！そう言って頂けて本当に嬉しいです！！読んで頂きありがとうございました！！！ (2021年7月4日 0時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
トロピカーナブランケットツッパーナムル - いやこの作新ガチ好き (2021年7月3日 17時) (レス) id: 99e5f8b903 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - でこりんまんさん» コメントありがとうございます！来て貰えて本当に嬉しいです…！！切ない、でも幸せなお話が書きたかったのでそう言って貰えて私も感涙です……！！！読んで頂きありがとうございました！！ (2020年10月26日 12時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
でこりんまん(プロフ) - 幼なじみは個性的から飛んできました……！凄く素敵なお話でうるうるしながらよませていただきました……！！ (2020年10月26日 8時) (レス) id: 5f3c679f42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2020年10月25日 19時
