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no side
『ﾋｪｯ！？！？！？』
何だかんだ言いつつも
中庭で皆仲良くお弁当を食べていた時
Aが物凄い速さで立ち上がった。
「うおっ……急にどうしたんだよ。」
「おいおい、こぼれてんぞ。」
「はいティッシュ。」
「水瀬の先輩は保護者なのね。」←
Aはスマホの画面を見て震えている。
それを隣にいたリエーフが遠慮なく覗き込んだ。
「男！！！Aさんの彼氏っスか！？！？」
「「「はあ！？」」」
『ばっっっかリエーフ！！
この人の彼氏だなんて烏滸がましいだろ！？！？
何この写真すき！！！もう！神はここにいた！！』←
ワーッと叫ぶA。
嬉しさからか、心做しか頬も赤いようだ。
「えーだれだれ？見せてよ水瀬〜」
『くぅっ……なんてこった……宮城に帰りたい…』←
ほら、と遠藤に画面を見せるA。
そこにはまあ澤村の笑顔があるわけで。
「……彼氏？」
『話聞いてた？？』
それを見ていた黒尾達も目を見開く。
マジかよ、と。
「お前……サームラ君じゃないのそれ……」
「烏野の主将か！」
「よく撮れてるなあ。」
『スガさんから送られてきたの……
パパみが凄いよ……守りたいこの笑顔……』←
Aの発言にすかさず遠藤が突っ込む。
「パパみって何。バブみの仲間？」
『何か……お父さんじゃん…？澤村さん……』
嬉しそうに写真を眺めるAが
バレー部の男子達には気に食わないわけで。
「ちょっとスガ君狙いすぎ的な。」
「Aが嬉しそうだから良いんじゃないかな。」
「Aの親父は俺だ。」←
「クロさんAさんのお父さんだったんですか？」
「リエーフ、多分それは違うよ……」
口々に何か言っているが
Aは右から左に聞き流している。
「ふーん……水瀬、こっち向いて。」
『ん？』
パシャ、と音がして
Aの上目遣い気味の写真が撮れる。
「ベストショット頂き！こりゃ売れるわ……」
『売るって何！？』
「え、知らないの？
水瀬の写真って結構な高値で売れるんだよ。」←
『肖像権……』
「写真部の私としては有難い被写体だよ♡
写真部のホームページから購入できます♡」
『誰に宣伝してんの！てか消して！！』
「落ち着きなよ水瀬。
そのサワムラさんに送るなら考えてあげるから。」
『は？』
ニヤリと笑った遠藤は
横目でバレー部を見ながら言った。
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沙羅(プロフ) - 紗奈さん» コメントありがとうございます！頑張って書かせて頂きますっ！！駄作ですが、よろしくお願いします！！ (2020年5月15日 19時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 面白いです！最新楽しみにしてます！！！ (2020年5月11日 23時) (レス) id: fdb9b132f1 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - みつさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えるとさらに励みになります！全力で頑張りますので、今後もどうぞよろしくお願いします！！ (2020年5月7日 11時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
みつ - 本当に面白い。読んでて楽しかったです。次に次にと読みたくなりました。また、楽しみにしてます。 (2020年5月7日 8時) (レス) id: e09414f65d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - れんげさん» コメントありがとうございます！そ、そそそそんな滅相もない！！読みやすいなんて嬉し過ぎます……！！ありがとうございます頑張ります！！どうぞ今後もよろしくお願いします！ (2020年5月3日 18時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2020年5月1日 20時
