廿漆 ページ29
貴女side
禰豆子ちゃんが……顔を、背けた。
良かった、本当に良かった。
頑張ったね、禰豆子ちゃん。
「どうしたのかな?」
お館様が尋ねる。
御息女のひなき様が何が起きたのか話される。
「鬼の女の子はそっぽを向きました。
不死川様に三度 刺されていましたが目の前に
血塗れの腕を突き出されても噛まなかったです」
実弥が悔しそうな声を漏らすが仕方ない。
「ではこれで、
禰豆子が人を襲わないことの証明ができたね」
横の方では小芭内が義勇の手を振り払い
ちょっとイラついていた。落ち着け少年。←
「炭治郎」
お館様が炭治郎君に話しかける。
「それでもまだ禰豆子のことを
快く思わない者もいるだろう。
証明しなければならない。
これから炭治郎と禰豆子が鬼殺隊として戦える事を
役に立てることを」
そう言われ炭治郎君は
ハッとしたように頭を下げた。
「十二鬼月を倒しておいで。
そうしたら皆に認められる。
炭治郎の言葉の重みが変わってくる」
その言葉に炭治郎君は頭を上げ力強く言い放った。
「俺は…俺と禰豆子は鬼舞辻無惨を倒します。
俺と禰豆子が必ず!
悲しみの連鎖を断ち切る刃を振る!」
…………目標が高いのは良いことだと思うよ。
「今の炭治郎には出来ないから
まず十二鬼月を一人、倒そうね」
お館様……笑顔で言うの、最高です。←←
「ッ!はい……」
蜜璃ちゃんは吹き出す寸前だし
しのぶちゃんと行冥さんはもう笑ってる。
天元は我慢してるが…ありゃ笑ってんな。←
「鬼殺隊の柱達は当然、抜きん出た才能がある。
血を吐くような鍛錬で自らを叩き上げて死線を潜り
十二鬼月を倒している」
「うむ!良い心掛けだ!」
うんそうだね杏寿郎!(色々と諦めた)
「だからこそ柱は尊敬され優遇されるんだよ。
炭治郎も口の利き方には気を付けるように。
ちなみにAは"礎"と言って……
立場としては柱に劣るものの実力は同等かそれ以上。
彼女を尊敬する者も多いから気を付けてね」
「は、はい」
やだ照れちゃう。(真顔)
「それから。実弥、小芭内。
あまり下の子に意地悪をしないこと」
「……御意」
「御意」
刀を置いた実弥。
……お館様に言われて、ってとこかな。
「炭治郎の話はこれで終わり。下がっていいよ」
その言葉を合図に
しのぶちゃんが手を挙げた。
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沙羅(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます!!宇髄さんカッコイイですよね……!!もっとカッコイイ宇髄さんを書けるよう頑張りますので、ぜひ続編の方もよろしくお願いしますー!! (2020年1月30日 21時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - コメント失礼します!宇髄さんは私の推しなので、すんごいかっこいいなあ…。とか思いながら見てます!頑張ってください! (2020年1月30日 21時) (レス) id: 4db94b3ad0 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - めぐちゃんさん» コメントありがとうございますっれ分かります…宇髄さんカッコイイですよね!もっと夢主を素敵な女性に書けるよう、頑張りますね! (2020年1月11日 14時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
めぐちゃん - コメント失礼します!!宇髄さんはカッコいいし夢主ちゃんもかわカッコよくて面白いです。頑張って下さい! (2020年1月11日 0時) (レス) id: 0087c5132c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2019年12月29日 21時