師範を嫁にしたい【鬼滅の刃】【宇髄天元】

拾漆 ページ19

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「師範は何時まで経っても師範すよ」

『！』




そう言えば驚いた顔をする師範。




「敬語は……まあ、はい」←

『ふふっ…敬語、やめて良いんだよ？』




手を口元に当てて笑う師範。

絵に描いたような美人だぜ。




『昔は敬語なんて使わなかったのに……』

「ド派手に反省したんです！！」

『話しやすい様にしてくれれば良いからね』




ぽん、と俺の肩を軽く叩いて

皆の集まる砂利庭の方へ歩いていった。




……笑顔の師範から寂しい音がする。

そう言えばあの派手に生意気な鴉から伝言があった。




「師範！！」

『うわっ！？ちょ、危な……！』




急いで追いかけ師範の両脇の下に手を滑り込ませて

そのままの勢いで持ち上げる。




「師範、疲れてるだろ？」




肩車の様に担ぎ、歩き始めれば

頭上から少し乱れた心音が聞こえてくる。




『い、いい歳してこれは恥ずかしいって……』

「まあまあ！」




意外と師範は恥ずかしがる事が多い。

そこも魅力のひとつだがな！




「きゃ！Aさんと宇髄さんとっても仲良しね！
キュンキュンしちゃうわ！」

「宇髄、公共の場でそういう事をするな。
以前から何度も言ってい(割愛)」←




甘露寺に軽く手をあげて応えれば

師範に軽く頭を叩かれる。

伊黒は相変わらず派手にネチネチしてんな！！




『お、降ろしてくれ天元……』

「……それは反則だぜ」




横目で見上げれば

顔を真っ赤にしてうつむく師範と目があった。




「帰ったら飯食い行きましょう」

『うん……』




そっと師範を降ろし

隠の一人が運んできた少年を皆で見下ろした。

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