無気力系女子Part２【ヒロアカ】【相澤消太】

No.４８ ページ5

貴女side




嫌な予感がした。

いや、そんなのは後から思った事かもしれない。


でも消太が遠くに行くような、

凄く、嫌な感覚は確実にした。





『敵のリーダー…何で、私の名前を……？』




あの淡い水色の髪をした細い男。

自分を指差して私を見ていた。





「危ない危ない……
そう…生徒といえど優秀な金の卵」

「ダメだどきなさい二人とも！」





１３号先生が叫ぶ。





「貴女はこっちです」

『なっ……』

「A！！」





勝己が私を突き飛ばす。





梅雨ちゃんがキャッチしようと

舌を伸ばしてくれるが

その前に私はモヤに飲み込まれた。





『……！！皆っ……』

「「A／ちゃん！！！」」





閉じるモヤの隙間から

焦った皆の顔がよく、見えた。







.









.









ゆっくり目を開ければ

目の前には戦う消太とさっきの男。




「あぁ…A、Aだ……！！
可愛いねぇA。あの頃のままだ。ホント可愛い」

『な、んで……私の名前を……？』

「Aが教えてくれたんだよ。
俺を警戒しちゃってさ？でもちゃんと教えてくれた」




顔に手がついてるから表情はよく見えないけど

なんだか凄く嬉しそうに話している。

……恐怖でしかない。




『私は……貴方を、知らない』

「…………」




急に黙ってしまった。

心なしか睨まれている気がする。




「しょ〜がないよ。あの頃はA、小さかったし
それどころじゃ無かっただろうしね」




ニヤッ、と笑うと

４本の指でわたしの頰を撫でた。




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推しの方ごめんなさい……


なるべく原作に忠実でいきますので……

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