金盞花と駄菓子・5 ページ49
遂に11歳になった
そして、孤児院にいる最後の日
最悪の出来事が起きた
少年にも……彼女にも……
院長「その飴玉 何処から盗んだ」
少年「盗んで……いません」
乾いた音が響いた
院長「何処から盗んだ」
貴女『院長先生!違います彼は盗んでいません』
院長「お前は……見えぬだろう」
貴女『でもっ…一緒にお掃除しました!』
院長「では…証拠は有るのか?」
貴女『それはっ……』
少年「捨てられていたんです 宿直室の塵箱に
Aちゃんと掃除した時……」
院長「だからこの飴はお前の物だと?」
院長「何時からお前は」
院長「この院で個人の持ち物を持てるほど
偉くなったのだ?」
先生「誰か真実を教えてくれる子はいないの?」
子供「俺……見ました」
子供「そいつが倉庫から飴を盗むのを」
貴女『嘘だ!貴方は居なかった!』
子供「…見えてないだろ」
貴女『気配はしなかった!声も!足音も!』
子供「……」
先生「まぁいいわ、よく話してくれたわね
八得点あげましょう」
院長「来い」
貴女『厭だ!駄目!連れてかないで!』
院長「お前は…支度をしていろ」
貴女『でもっ!』
院長「……支度をしていろ」
貴女『ぁ……あぁ…は……い…ぅう……』
子供「行こう、手伝うよ」
貴女『……ぅん』
END
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もう分かりましたよね?
彼が誰だか……うふふ♪
本人達は気付いてないんですけどね〜
過去編短いですね……すんません
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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年3月19日 16時