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金盞花と駄菓子・1 ページ45

過去の貴女設定

神楽木 A

・3歳

・黒髪で肩くらい

・交通事故で両親を失う

────────────

no side


交差点には泣き声が響いていた


紅い水溜りの中には人らしきモノが落ちていた

その側に座り込んでいるのは


他でもない 神楽木 Aだった


貴女『とぉさまぁぁぁ!かぁさまぁぁぁ!』


誰が声をかけても何も反応せず泣き続けた


彼女も目を怪我していた

傷は小さくて跡は残らなさそうだが

出血は酷く視力が心配された


救急隊に治療をされただけで済まされた


警察が来て話を聞こうとすれば


貴女『貨物自動車(トラック)が……』


これだけしか云わなかった


親のいなくなった彼女は警察に引き取られた



そして"孤児院"に入れられた





目の見えない彼女には

全てが怖かった


だが、孤児院の先生や子供達は

優しく温かく接してくれた



"表面上"は

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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年3月19日 16時

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