駄菓子が三十六こ ページ39
貴女side
貴女『痛っ…!』
とても痛いです
鎧戸は何時もより重く感じた
ワタワタ手を動かしていると
車のブレーキ音、脚音がした
昨日の…芥川様の居らした方から
貴女『…軍警がいらっしゃったのでしょうか』
助けて貰いたいです……
男性「此処…ですね」
??「全く…家に帰れるのは何時になる事やら」
男性「警察には如何伝えましょうか」
??「これは私達の管轄です」
男性「その様に伝えます」
…?
軍警ではないのでしょうか
"私達の管轄?"
??「何故……
彼処には女性が倒れているのでしょうか」
貴女『…あっ すみません。』
??「……挟まれたのですか?」
貴女『はい、鎧戸が落ちてしまいまして……』
成程、と聞こえたかと思うと
ガラガラと音を立てて鎧戸が上がった
??「貴女…怪我してるじゃないですか」
貴女『本当ですか?何処でしょう……』
脚をさすったりしてると
??「見えてないのですね?」
その方は私の脚と腕に触れた
貴女『痛っ……!』
??「この包帯から血が滲んでいます
変えた方が懸命です」
貴女『あ…有難う御座います』
慌てて一礼すると
??「では、我々は忙しいので失礼します」
そう云って立ち去られました
私も店へ入ろうとした時
背後から聞こえたのは
"異能力"と"ポート・マフィア"の
単語だった
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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年3月19日 16時