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駄菓子が二十九こ ページ32

貴女side


とても美味しいお夕飯を頂きました


丁度食べ終わった時に乱歩さんが


乱歩「Aちゃん、お風呂どうするの?」


……考えてませんでした。

貴女『多分…大丈夫です』


否、だってですよ?!

誰かと入るなんて!流石に私でも判りますよ!?


こんな18の小娘と入りたいと思いますか!?←


乱歩「うーん…考えてなかったね」


ケラケラと笑う乱歩さん


福沢「……与謝野の所に移るか」

乱歩「えぇー!ヤダー!」


貴女『あの…一人で大丈夫ですよ(汗)』


お風呂の間取りが判れば


乱歩「じゃあお風呂見に行こ!」

そう云って私の手を引っ張っていきました


────




貴女『此処が…浴槽…こっちが…シャワー』

乱歩「どう?覚えた?」


貴女『はい!バッチリです!』


乱歩「タオルとかは僕が出しておくね!」


貴女『有難う御座います!』


────


乱歩「お風呂沸いたよ〜」

福沢「A、先に入りなさい」

貴女『ええっ…宜しいのですか?』


福沢「…客人だろう、当然だ」



貴女『ではお言葉に甘えて…』


と、勿論手探りで進む

お風呂の扉を開けて体を洗う

湯に浸かれば今日一日の疲れが取れるようだった

────

貴女『ふぅ…』

タオルを体に巻いて扉を開ける


…ん?何か倒れる音がした様な……


乱歩「うわぁぁああぁ!!/////」

貴女『えっ…乱歩さん!?』

乱歩「ごめっ…ごめん!///すぐ出るから!」


嗚呼…洗面所にいらしたのは乱歩さんでしたか


貴女『乱歩さん!』


乱歩「え…何?///」


貴女『お部屋まで…連れて行って頂けませんか』


乱歩「あ、うん」


その前に寝間着を着なよ、と


手に寝間着を乗せられました


貴女『では失礼します』

乱歩「僕は扉の前で待ってるね!」


と、洗面所を出ていかれました


────


貴女『乱歩さぁん…終わりました……』

乱歩「ん、行こ」


乱歩さんは私と手を繋いでくれました


貴女『私…皆様と知り合えて良かったです』

乱歩「面白い人ばっかでしょ、探偵社は」

貴女『はい!とても面白くて楽しいです』


乱歩「今度は皆で駄菓子屋に行くからね!」

貴女『お待ちしております』


話してる内に連れてこられたのは

最初に立ち止まった和室のようでした


乱歩「はいここ座って」


手をグイと引かれ座ったのは

何だか柔らかい所、それに温かくて……


貴女『って乱歩さん!?///』


乱歩「ん?なーに?」

多分…此処は…乱歩さんの脚の上……

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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年3月19日 16時

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