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駄菓子が二十五こ ページ28

貴女side


敦さんが店の鎧戸を閉めて下さったとか

それも鍵まで!

貴女『あの、敦さんはどちらに?』

与謝野「今は書類仕事中だよ」


そうですか…、下を向くと


太宰「おーい!あーつーしーくーん!」

貴女『きゃっ』

物凄く大きな声で太宰様が叫ばれました


乱歩「ちょっと太宰!いきなり叫ばないで!
Aちゃんが驚いてる!」


太宰「あ、ごめんネ。大丈夫?」

貴女『あっ…はっ…はひ…』


いえ、心底驚いております

「はい」って云えませんでした。


太宰「あちゃー…本当にごめんね……」

そう云うと太宰様は私をまた撫でています


なんでしょう、私は此処に来て

何回も撫でられている気がするのですが


貴女『ッ……///』


太宰様は何時も(?)よりちょっと違う撫で方を…


太宰「うふふ…かーわいい♡」


国木田「貴様…」

乱歩「あっ!太宰っ!」

与謝野「…」((無言で(なた)を用意


貴女『あの…皆様?』

ものすごい殺気の様なものが感じますが…(汗)



敦 「太宰さん!何か用がああぁぁあ!!?」

貴女『あ…敦さん!?』


な……何故急に悲鳴を……如何したのですか…


敦 「なっ↑ 何でもありませんよ!」


声が裏返ってますが……


貴女『あの…敦さん鎧戸有難う御座いました』

敦 「へっ!?あっ!大丈夫です!」


貴女『引き戸の鍵は閉めてたんですけど……』

敦 「あ、子供たちが沢山集まってて
「すみれ姉ちゃんは?」って聞かれまして
とりあえず、買い物と答えたんですが…」


貴女『まぁ…申し訳ありません!』

いけない、子供たちに心配を……

貴女『私、やっぱり帰らして頂きます!』


太宰「え、駄目だよ」

国木田「安静にしていて下さい」

乱歩「逆に何で帰るのさ!」

与謝野「仮にも怪我人だ」

敦 「ゆっくりしていって下さい!」


貴女『否…でもご迷惑を掛けてしまいます…』


与謝野「社長に許可は取ってあるよ」

貴女『ふ…福沢様ですか?』

与謝野「よく覚えてたねェ…」


乱歩「はい!天才からの革命的発案(ナイスアイディア)
今日は誰かの家に泊まっちゃいなよ!」


貴女『なっ!?乱歩さん…それは……』


太宰「お〜流石乱歩さん!」

国木田「流石です」


部屋にいた全員が肯定派なのですが…

乱歩「てことで決定ね」

そう云って乱歩さんは私の手を握りました


嗚呼…拒否出来そうにありません……

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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年3月19日 16時

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