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駄菓子が二十三こ ページ26

貴女side


貴女『本当にお世話になりました!』

命に関わっていたそうで

並の謝罪じゃ済むことじゃないです……


与謝野「いいや、アンタが無事で良かったよ」

貴女『与謝野さん……有難う御座います』


太宰「ところで…何があったのかな?」

貴女『えっと…確か、橋の上で女子高生に』


突き飛ばされて落ちました、


多分、私の顔は真顔だったと思います

太宰「冷静だね…で、乱歩さん如何しますか」


ん?如何するって…何がでしょう



乱歩「勿論、その女子高生に鉄槌を(ニパッ」←

太宰「ですよね(ニパッ」←

与謝野「妾も参加するよ」←

太宰「探偵社員を総動員しましょう」←




貴女『ちょ…っと…待って下さい!』


それは駄目です!と必死に講義するも

太宰様に「大丈夫だから、ね?」と


頭を撫でられて黙らされました←


布団の中でウジウジしていると


国木田「神楽木さん、大丈夫でしたか?」

貴女『国木田様!名前で宜しいですよ
皆様のおかげですっかり良くなりました』


国木田「太宰の言っている事は気にしないで
下さい」


貴女『国木田様……』


嗚呼…お話の判る方が……


と、思ったのもつかの間。

国木田様はオモシロイコトヲオッシャイマシタ


国木田「探偵社員の総動員などでは
済ませません」←


貴女『待って下さい。おかしいです』


国木田「…?面白い事言いましたか?」

貴女『違います』



貴女『何故、私の様な盲目の駄菓子屋の店主に
ここまでして下さるのですか?』


────シーン────


貴女『え……』


太宰「な…何でだろう」

国木田「考えてなかったな」

与謝野「さァ…」

乱歩「言われてみれば……」


貴女『地味に傷付きますね!?』


乱歩「否、分からないだけだから!
ごめんね!傷つかないで!」

太宰「そうだよ!酷い事を言うつもりはないよ」


与謝野「きッと本能だよ、無意識さ」

国木田「貴女を助けるのは理想の一つに…」


貴女『えっと…なんか有難う御座います』


最近の私もキャラぶれてませんか!?

お…落ち着かないと……


貴女『あ、お店の鎧戸を閉めてないです』

布団から起き上がると草履を探す

貴女『あ…あれ?』


草履がありません……


国木田「草履なら預かってますが」

貴女『な…何でですか?』


太宰「うふふ…だって帰っちゃうでしょ?」

与謝野「安心しな、鎧戸は敦に閉めさせたよ」

鍵も預かッてる、と

私の手に鍵を乗せてくれました

駄菓子が二十四こ→←イメ画書いてみました!



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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年3月19日 16時

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