駄菓子が二十一こ ページ23
貴女side
此処は何処でしょうか……?
見渡す限り真っ白で何もありません
不思議なことに目が見えています
目が見えるってこんな感じなんですね……
あれ?向こうから何かが……
アレは……父様と…母様!?
父親「A…大きくなったなぁ……」
母親「立派に生きてきたのね……」
貴女『父様!母様!』
母親「視力を奪ってゴメンね…」
父親「本当にすまない…」
貴女『そんな!平気ですよ!二人に会えたし…』
父親「…でも、まだ君は来てはいけない」
貴女『な…何故ですか?あんなに独りで…!』
母親「貴女にはお友達が沢山いるでしょう?」
貴女『え……』
父親「私達の大切な駄菓子屋を守ってくれ…」
母親「貴女にしか頼めないのよ…?」
貴女『でも……』
母親「うふふ…大丈夫、貴女は独りじゃない」
父親「面白い人達がいるじゃないか」
貴女『あ……』
母親「ほら…呼んでるわよ」
父親「君が此処に来るのはずっと後だ」
父.母「「元気で、頑張ってね」」
貴女『父様!母様!またいつか!』
二人に背中を押されて
黒く小さな穴に落ちていく
背中が…暖かい……
目が覚めるとまた何時も通りの暗闇だった
貴女『ん……と…』
乱歩「あ!目が覚めた!」
太宰「大丈夫かい?」
貴女『あれ…その声は…乱歩さんと…太宰様?』
向かいにいるのが多分…太宰様
そして横にいるのが…乱歩さん
乱歩「
太宰「乱歩さんが背中をさすってたから
落ち着いて目を覚めれたんだね」
貴女『ら…乱歩さんでしたか!』
乱歩「ん?何のこと?それより太宰、与謝野さん」
太宰「分かりました、呼んできます」
貴女『…乱歩さん、有難う御座います』
乱歩「気にしない気にしなーい!
Aちゃんが無事で良かったよ」
貴女『乱歩さんが呼び戻してくれました』
乱歩「待ってそれ危険じゃん……」
貴女『大丈夫ですよ、父様と母様も
乱歩「……臨タヒ体験?」
貴女『ふふっ…判りません』
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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年3月19日 16時