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駄菓子が十五こ ページ17

貴女side

中原様がお夕飯を

見ててくださるとかおっしゃっていたので


取敢ず中原様の分も(こしら)えます


貴女『中原様もお食べになって下さいまし』

中原「いいのか?」


貴女『構いませんよ、居間にどうぞ』


そう云って座敷の戸を開ける

廊下を通り居間に招く


中原「狭くねェか?」


貴女『一人暮らしには丁度善いのですよ』


卓袱台を用意して食事を並べる


中原「和食か…久しぶりに食べるな」


今日の献立は
・御飯・味噌汁・魚の味噌煮・漬物・緑茶←


貴女『ではどうぞ』


中原「手前…量が全然違うぞ」


貴女『少なかったですか?』

中原「違ェよ!手前の分が少ねェんだよ!」


貴女『私は少食ですので……』


そんなに少なかったかしら?

何時もこの量だと云うと

パコンと頭を叩かれました

貴女『痛ァ……』


中原「もっと食えよ。成長期が終わったからって
食わなくて良いわけじゃねェぞ!」


貴女『…成長期?まだ成長期ですが』←


中原「はぁ?手前何歳だ」

貴女『…18歳です』


────ガチャーン


貴女『えっ…えぇっ!?大丈夫ですかっ!?』


なんか落ちた!


中原「手前18かよ!?」


貴女『何歳だとお思いに?』


中原「てっきり成人してるもんだと……」


貴女『嫌ですねぇ…そんなに大きくないですよ』


中原「自分の身長分かってるか?」


貴女『見えないものは測りません』

中原「…今度、どっかで測ってこい!」


貴女『わ…判りました……
あ、お夕飯冷めてしまいます、お食べになって?』


中原「いただきます」




中原様がお帰りになりホット一息


なんだか最近、不思議な知り合いが

増えている気が致します


楽しくて充実した生活になってます……

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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年3月19日 16時

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