５・雪童子の昔話【文豪ストレイドッグス】 (ページ23)

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再びの番外編ページ23

また趣味なので
見ても見なくても…((
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no side

織田「Aが誘拐された…！？」

太宰「うん…森さんから探す様に云われて知った」

此処は太宰の執務室。

織田は太宰に呼ばれて来ていた。

太宰「私も部下を動かすけど織田作はどうする？」

織田「俺も行く」

太宰「…だよね。じゃあ織田作は此処を」

はい、と手渡されたのは見取図。

どうやら廃病院の様だった。

織田「…裏口から入れば善いんだな」

太宰「嗚呼、頼むよ」

織田「判った」

太宰は密かに織田の雰囲気に気圧されていた。

今までに無い程の殺気が出ていたから。

──────

太宰「全員、二手に分かれ片方は入口を固めろ。
残った方は私の合図で突入だ」

黒服「「はい！」」

織田は無線機(インカム)で流れる太宰の指示を聞き

ゆっくり裏口の扉を開けた。

足音を忍ばせて受付だったと思われる場所を歩く。

ロビーを抜け階段を上る。

織田「(見張りが居ない……目的は何だ？)」

何時でも撃てる様に銃を構え階段を上りきる。

？？「見てみろお嬢ちゃん！
俺達にとって憎きマフィアがお迎えだぜ！」

貴女『……』

突如響く男の声。

マフィアと因縁があるようだ。

？？「善いかお嬢ちゃん。
マフィアに居なきゃこんな目に遭わなかったぜ？
俺達は組織を潰されたんだ。
アイツらにゃあ当然の仕打ちだ！なァお前ら！」

「「おぉ！！」」

織田は太宰に状況を報告しようと

声の元から少し離れ身を屈めた。

それと同時にミシリ、と厭な音もした。

？？「誰だ！！おい！見て来い！」

不味い、そう直感した織田は銃を構え直す。

足音が近付く。

その瞬間、Aの声が響いた。

貴女『あー！マフィアの皆が何かしてる！』

？？「何！？」

その声で足音も止まった。

貴女『あれ？風で揺れた木の影だった…
じゃあさっきの音も風なのかな？？
こんなボロボロの病院だもんね！！』

？？「ﾁｯ…驚かせやがって……」

戻れ、と再び男の声がして

先程の足音が遠ざかって行く。

貴女『やぁだぁー！爆弾こわいもん！！
わたしﾀﾋにたくないもん！！』

？？「未だ爆発させやしねぇよ！
まぁマフィアの動きによるけどなぁ！」

貴女『だってバクハツしちゃったら
ここに居るみーんなﾀﾋんじゃうんだよぉ！！
この部屋に爆弾あるなんてやだぁぁぁ！！』

Aが叫ぶ情報を

織田は静かに太宰へと伝えた。