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三歩 ページ4

織田side


俺は四年前にこの世を去った。

ジイドとの戦いで相討ちになったのだ。


後悔が無い訳では無い。


太宰の成長を見ることが出来ない事とか

Aを一人残してしまう事とか。





やり残した夢だってある。

俺は小説家になりたかった。






もう一度云おう。

俺は、この世を去ったのだ。

去ったはずだったのだ。




太宰に「人を救う側になれ」と云った後、

俺は目を覚ました。


否、身体は倒れていた。

意識だけ。

意識だけこの世に戻った。


俗に云う"幽体離脱"だろうか?

よく判らないが恐らくそんな感じだろう。




あの洋館の舞踏室(ダンスホール)で俺は立っていた。

そしてAと目が合った。



『作之助…?』

「Aか…?」



Aに霊感があるとは知らなかった。

そう伝えたのだが

私に霊感は無い、と真顔で云われた。




「では異能力の類か?」

『…かな?』

「Aも異能力を持っていたのか」

『否、今日まで知らなかったよ』

「そうなのか?」

『そうなのよ』

「不思議だな」

『不思議だね』


こんな感じで、俺が目を覚ましたのは

恐らくAの異能力に呼ばれたせいだと決め、

解決し今に至る。


なるべくAの近くに居ないと

俺の意識(身体)は薄れていくらしく

見守る為にも今まで通りAの元に居る事にした。




−−−−−−−−−−−−−

今更なんですけども

かなりサバサバ(?)した夢主ちゃんですね?←


織田作は天然だけど、夢主ちゃんも

天然なのかな。天然がいいな。天n((

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作者名:沙羅 | 作成日時:2019年2月15日 22時

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