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二歩 ページ3

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先程、太宰が飛び込んだ川を眺める。

止めることは出来なかった。


貴女『やァ作之助。今日も元気そうね』

不意に背後から声を掛けられ

少し驚きながら首を巡らせる。



其処には愛しいAが立っていた。

探偵社の一員として働いている。


貴女『治を見なかった?』

「彼奴なら川に飛び込んで流れていった」

貴女『え?川を流れてった?』


口をポカンと開けて俺の顔を見るA。




「済まん…止められなかった」

貴女『……良いの、作之助は悪くないわ』



それからAは

川の流れの速さやらを計算したらしく

太宰が居るであろう場所を推理していた。


「辛い思いをさせて済まない」

貴女『でも目の前に居るんだから。ね?』

「…嗚呼。そうだな…」



少し首を傾げるAを見て

俺は頷くしかなかった。



貴女『さ、治を回収しに行こう』

「嗚呼」




−−−−−−−−−−−−−

短くてごめんなさい…

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作者名:沙羅 | 作成日時:2019年2月15日 22時

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