検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:3,589 hit

ドSなるもの2 ページ25

no side



太宰「Aさん、本当にごめんなさい」


目が合った瞬間、太宰は謝罪をする。


そして顔を上げたとき、

Aの表情が想像と違うことに驚いた。




Aはとても優しく、そして美しく微笑んでいた。




太宰「え……」

坂口「お、怒っていないのですか?」

織田「??」




皆が困惑の表情を浮かべたとき

やっとAが口を開いた。








.



貴女『"どえす"、上手に出来てたかしら?』



ふふふ、と笑うA。

それを見届けた三人は数秒ほど固まった。



太宰「…ッ(ずる)い!!!」

坂口「天然ほど恐ろしいものは無いです……」

織田「怒らせていない様で善かった」



太宰は目を覆い天井を仰ぐ。

坂口は眉間を押さえながら呟いた。

そして織田は安堵の表情を浮かべる。



貴女『あら、治がやれと云ったのよ?』

太宰「だってぇ!予想の斜め上だったもの!」



ベシベシとカウンターを叩きながら太宰が云う。

Aは不思議そうにグラスに手を伸ばした。



貴女『そうだったの?……勉強不足ね』

坂口「Aさんは本当に真面目ですね。
ドSについてなんて勉強しなくて善いんです」

貴女『でも期待に添えなかったみたいだし…』

坂口「いえ、十分癒されましたので大丈夫ですよ」

貴女『?』



有無を云わさぬ様に坂口はコクコクと頷く。

夢主、魔人と会う→←ドSなるもの



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:沙羅 | 作成日時:2019年2月15日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。