検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:3,575 hit

後ろに四歩 ページ16

no side


貴女『森医師が首領を殺した事が
計画されていたとしても不思議はありません』

鷗外「それは…如何(どう)してだい?」



Aは淡々と云う。

それを見た森は少し首を傾げる。



貴女『…首領の采配には
私も疑問を持っていましたので』

鷗外「…」



森は黙ってAの顔を見る。




貴女『無闇矢鱈に抗争を拡大させ
我らポートマフィアの犠牲を増やす……
効率的な戦い方とは思えませんでした』

鷗外「成る程…
では私が首領になっても善いのかね?」



納得した表情をした森が再度尋ねる。

Aは少し目を開いてから答えた。



貴女『今更ですね。
森医師…いえ、"首領"の御心のままに』

鷗外「……君の期待に応えられる様にしよう」


森は満足そうに微笑んだ。



貴女『では首領』

鷗外「?」

貴女『前首領が残した業務の必要最低限は
提出することになっていますので』

鷗外「え"っ」

貴女『"お早く"提出をお願い致します』


森は顔を引きつらせる。


貴女『勿論、抗争の鎮圧もありますが…
他組織との関係も重要かと』

鷗外「う、うん…矢張り君を助手にして善かったよ」



苦笑いをしながら森は頭を搔く。



鷗外「早速…取り掛かることにするよ」

貴女『有難う御座います』



微笑んだAはとても善い笑顔だった。←

メモ(という名の趣味)→←後ろに三歩



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:沙羅 | 作成日時:2019年2月15日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。