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ページ8

夏目side


夏目「本当に大丈夫ですか?」

貴女『ええ…お水、ありがとう。助かったわ』


そう言ってAさんは

ペットボトルの水を軽く掲げて見せた。


ニャンコ「寄り道せずに帰ることだな」

貴女『ふふ、そうするわ』


いつの間にかニャンコ先生は

Aさんの前で喋っているし…

何かあったのか?



夏目「じゃあ…お気を付けて」

貴女『貴志君もね』



微笑みながら手を振って

ゆっくりと去って行くAさんを見届けてから

ニャンコ先生に何かあったのか聞いてみた。



夏目「先生が喋るなんて何か…あったのか?」

ニャンコ「…いずれ分かるさ」

夏目「何だよ、教えてくれないのか?」

ニャンコ「さぁ帰るぞ夏目!」


そう話を逸らすとニャンコ先生が駆け出した。



夏目「あぁもう先生!車には気を付けろよ!」

ニャンコ「分かっておるわ!」




俺も後を追いかけて走る。

この後に訪問者がいるとも知らずに。

捌→←陸



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作者名:沙羅 | 作成日時:2018年12月15日 20時

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