【転スラ】私もスライムですから (ページ2)

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貴女side

ここは封印の洞窟

貴『……ヴェルドラ？』

ｳﾞｪ「どうした？友よ」

貴『そろそろ退屈ねぇ……』

ｳﾞｪ「確かにそうだな……かなり前に
Aが外で鬼人を取り込んで以来
お前はこの洞窟を出てないからな……」

貴『あ、あれは彼女が瀕ﾀﾋで……』

ｳﾞｪ「分かっておる。助けたんだろう？」

貴『……まぁ、そんな感じよね…』

────ボヒュン────

貴『な、何の音？』

ｳﾞｪ「ッ！？」

ビタンッと音を立てて

ヴェルドラにぶつかったのは……スライム？

ｳﾞｪ《聞こえるか小さき者よ》

貴『スキル持ってるのかしら？』

ｳﾞｪ《おい返事をするが良い》

？《無茶言うなハゲ！！あ〜もどかしいっ》

貴《聞こえてるわよ》

ｳﾞｪ《ハゲっ…ほほほう貴様
ﾀﾋにたいらしいな》

？《すんません！
スキル相手以外に心で思っただけで
返事できるとは思わず…》

ｳﾞｪ《これは念話だ》

？《自分目も見えない状態でして…
ええと貴方がたは？》

ｳﾞｪ《む我が名は…》

貴《姿が見えないなら何も始まらないわ
ねぇ、手助けしてあげましょうよ》

ヴェルドラも賛成してくれた

ｳﾞｪ《ただし我の姿を見ても怯えるなよ

【魔力感知】というスキルがある
周囲の魔素を感知するものだ》

このスライムに

【魔素】の説明を終えてから

スライム自体のユニークスキルで

恐らく魔力感知は成功したみたい

彼がヴェルドラの姿を見て

驚いていたのは言わずもがな

そして彼は

【捕食者】のスキルを持っていた

ヴェルドラ…貴方を助けられるかもね…