検索窓
今日:2 hit、昨日:70 hit、合計:452,989 hit

第6話 ページ36

no side





及川さんだよ☆Aちゃん!


及川さんだよ☆宮城に来てるの?


及川さんだよ☆駅に音駒が居たって!


及川さんだよ☆もしもーし


及川さんだよ☆え、ちょ無視?


及川さんだよ☆Aちゃん!?


及川さんだよ☆及川さん泣いちゃう!


A勝手に泣いてて下さい






「……返信はしてあげるんだ。」


『だって通知うるさい。』


「確かに。」





孤爪が真顔で頷く。

Aは心底めんどくさそうにアプリを閉じる。

が、秒で通知音が鳴る。





『チッ……』←


「Aの顔が険しいけどどうした?」


「通知音も凄いしてたけど……」


「及川徹からLIMEだってさ。」


「「及川徹?」」



『ねぇ研磨、私アカウント作り替えようかな?』←


「追加し直すのメンドクサイ。」


『……じゃあ替えない。』






及川さんだよ☆やっと返信してくれた!!


及川さんだよ☆それでそれで!?


及川さんだよ☆宮城、来てるの?


Aもう帰りますけどね


及川さんだよ☆えぇ!?何で!?


A何でと言われましても練習試合なので


及川さんだよ☆仙台駅?


Aそうですけど来たら通報しますよ







『あれ、通知止まった。』


「通報するて。」


「鬼か。」


『鬼先輩の夜っくん先輩に言われたくないです。』←


「……ん?」


『何でもないです。(即答)』






ワイワイ歩きながらも

仙台駅に到着した音駒高校一行。



Aは黒尾や海の影に隠れながら歩く。

だって見つかりたくないから。





『さぁ早く新幹線に乗りましょう。早く。』


「あ、青城ジャージ。」


『研磨、110番。』


「今ゲームしてる。」


『んんん!!歩きスマホ駄目だよ!!』


「ごめん。」





Aが110番を押すよりも早く、手を掴まれた。





『……チカンですよ及川徹さん。』


「フルネームって他人行儀じゃない?」


『来たら通報って言いましたよね???』


「何でAちゃんも岩ちゃん対応なの?
まぁ良いや!久しぶりだねAちゃん!」


『ヒサシブリデスネ。』






笑顔(目は笑っていない)のAは

及川の背後にいる人物達に気が付いた。






『(テツ達も助けてよ。)』


「(面白そうだから無理。)」


『(怒)』

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (122 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
408人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:沙羅 | 作成日時:2020年3月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。