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「……Aっていつもあんな感じなんですか?」


「まぁ……そうですね。元気です。」←


「初めて会った時はうちの田中がぶつかって
Aが階段から落ちそうになったんですけど……」


「出会いが衝撃的ですね……?」


「何とかそれを阻止したら凄い人見知りみたいで
ずっとパクパクしてたんですよ。」


「あー……初対面だと誰にでもそんな感じですよ。
歳下に対しては凄い怖い先輩になります。」


「なるほど。」





頷く澤村。

微笑む海。

平和である。





『東峰せんぱ〜い、芝山〜』


「あっ、あっ、A先輩!」


「み、水瀬さん!」


『なーにビビってんすか2人して!!
てか東峰先輩は先輩なんですから敬語ナシです!!』


「えっ、ご、ごめん……?」


『2人で遠慮してたら支柱、片付きませんよ?』


「「あ……」」


『何なら私が片付けます。』


「「それはダメ/です!!」」


『えっ、』





2人に叫ばれるA。





怪我を知ってる芝山と

女子で歳下だからという東峰の意見が一致した。





『……じゃあ2人で仲良く片付けて下さい♡』←


「「はい……」」





結局2人で支柱を持ってた。





『海先輩!任務完了であります!』


「お疲れ様であります!」


「すまん、A。助かった。」


『いえ!楽しかったので大丈夫です!』





他を片してきます〜、と

Aはぺこりと頭を下げ去って行く。





「…………控えめに言って天使ですね。」←


「澤村君そんなキャラでした?」←





そんな会話をしているとは露知らず。

Aはモップを掴んで福永と競走していた。←





「ッ……!ッ……!」


『おーっと招平選手!カーブで減速かぁ!?!?』←


「ッ……A、速い…!」


『しょ…招平が喋った…!』←


「喋るよッ…!?」





モップをかけ終え片付けながら感動するA。

バシ、と福永の背を叩いたA。

後ほど福永に頬を引っ張られていた。(キャラ崩壊)






「───大人げない!!」





体育館の外から聞こえてきた直井の声。

Aはそろりと顔を覗かせる。





「『あ、』」




見事に目のあった2人。

逃げようとしたAは呆気なく直井に捕まる。





『お許し下さい直井コーチ。』


「怒ってない。」


『じゃあ何で私は捕まっているのでしょうか?』


「……逃げようとしたから?」


『えー……』





引きずり出されたのは

猫又や烏養、武田の前だった。

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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年3月25日 22時

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