第二話 ページ4
気がつくと、見慣れない風景が広がっていた。
｢え…なにこれ…｣
神だの呪いだのという世界に身を置きながらも、実は割りと不思議な力や存在を信じていない方だ。
天気は雲を見れば分かるし、毎度毎度祈っていればいい事のひとつやふたつ必ず起きる。
しかし目の前に広がるコレは、その考えを根底から覆すには十分すぎるものだった。
生い茂った草に、枯れた木。真ん中にそびえ立つ大きな古い洋館。
呪われている、とはこういうものの事を言うのだろう。
｢…寒い｣
まるでここだけ季節が冬になったかのように、空気が冷たく乾燥している。
吹く風は氷のようで、皮膚がヒリヒリと痛む。
＿とにかく中に入らなきゃ。
緊張で震える足を叱咤し立ち上がる。
意を決して、大きな扉に手をかけた。
＿…ガチャ
重そうな見た目とは裏腹に、軽く押しただけで難なく開いた扉。
｢ご、ごめんくださーい…｣
そう言って一歩中へ進んだ瞬間、勢いよく扉が閉まった。
あまりに突然の出来事に悲鳴すら出ない。
少しして我に帰り、試しに扉を引いてみるが反応は無し。
＿出られないって事ね。
不可解な現象が立て続けに起こっているせいか、Aは自分でも思った以上に冷静だった。
開かないと分かれば扉に用はない。
中に人が居るのかどうかも怪しいが、取り敢えず探索してみる事に決めた。
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ゆう - おジョゼかっこいい！ (2021年3月21日 21時) (
レス) id: fdf829f708 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ(プロフ) - 要さん» そうだったんですね...汗 素敵なお話なので是非残してください！ (2019年2月16日 22時) (レス) id: 56182cb6ed (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - シマエナガさん» ありがとうございます！そうなんです、書いた後にそれを知って泣 消すのも勿体なかったのでそのままでいかせて貰いました、、、！ (2019年2月16日 2時) (レス) id: 85394da7f9 (このIDを非表示/違反報告)
シマエナガ(プロフ) - いつも陰ながら応援しています...！ジョセフさんかっこよくて素敵です泣 これからも楽しみにしてます！ それと余談ですが、バレンタインに女性からチョコを渡すと言うのは日本だけらしいです...(でも可愛いお話で好きです...！) (2019年2月15日 23時) (レス) id: 56182cb6ed (このIDを非表示/違反報告)
要(プロフ) - ナ子さん» ありがとうございます〜！そう言って頂けると嬉しいです！頑張ります〜！ (2019年2月14日 7時) (レス) id: 85394da7f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：要 | 作成日時：2019年2月11日 4時
