134 そして、春 ページ35
典子「春ってもさあ、まだまだ、肌寒いね。」
奈津「そうだね。」
典子「久しぶりにさあ、帰り、寄ってく?」
奈津「そうだね。」
典子「じゃあ、啓太くんも。」
「いらっしゃいませ。」
典子「じゃあ、まずは、かんぱーい。」
奈津「お疲れ〜。」
啓太「お疲れ様です。」
典子「啓太くん、もうすっかり慣れたでしょ。」
啓太「いや、まだまだですよ。」
典子「でもさあ、何で、救命来たの、奈津の話じゃ、救命はないかなって聞いてたけど。」
奈津「そうだよ。年中呼び出されて、お肌ボロボロの姿見せられて、救命に夢も希望もないって言ってたくせに。」
啓太「うーん. . . . . . あの人のせいかな。」
奈津「あの人?」
啓太「登坂 広臣。」
奈津「えっ⁉ 」
啓太「映画だよ。姉貴も出た。あの人が演じた研修医、未熟ながらも一生懸命で、真木先生や姉貴たち、あそこに居る人たちの思いや情熱みたいなものをよく表していたなあと思って。救命も悪くないかなあって、思ってさ。」
奈津「そうだったんだあ。(僕らが残していく何かが誰かの支えになったり、力になったりするなら、やってく意味があるかなあって、臣くん、言ってたなぁ。)」
典子「ふーん。なんか、凄いね、あの人たち。人の人生とか変えちゃうことあるんだね. . . . . . . . ん、でも、最近、見かけないね、テレビとかで。」
マネ「臣、都内での撮影、一応、今日で終了。明日から海外だから、よろしく!疲れてないか?」
臣「大丈夫です。」
健二郎「臣ちゃーん、海外かあ。それ終わったら、ツアーリハやん。忙しゅなるで。」
直己「身体こわすなよ。」
臣「心配ないですよ。鍛えてますから。」
直人「だよなー。」
エリ「もう、一年になるね、臣くん、ケガしてから。」
隆二「そうだね。」
岩「そういえば、なっちゃん先生って、元気かな?」
隆二「が、岩ちゃん!」
臣「いいよ、別に. . . . . . . 元気で、たぶん、人、助けてるよ。」
奈津「たぶん、また、たくさんの人を感動させるためにがんばってるんだよ。」
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なおみ(プロフ) - お疲れさまでした。次回作も楽しみに待ってます(⌒▽⌒) (2016年7月3日 19時) (レス) id: 60268af25c (このIDを非表示/違反報告)
なおみ(プロフ) - 臣くん、なつちん結婚おめでとう!幸せになってね! (2016年7月3日 19時) (レス) id: 60268af25c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MOKU | 作成日時:2016年4月12日 22時