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今日は昼から夕方のシフトだから

前に宮近さんが来た時間には私はいないけど

宮近さんは何時に来る予定なんだろうか


言えばよかったかな、なんて思ったけど

別に私が接客しなきゃいけない理由もないし、と

店内の花の状態を確認する


「ポピーってどこに置いてたっけ」


キョロキョロと見渡しながら店内を歩くと

赤く小さな花々が目に入った


ふと時計を見上げると、
バイトが終わるまで1時間を切っていて


早く来ないかな、と無意識に思ってしまう自分に


「…気持ちブレブレすぎ(笑)」


自嘲気味に笑うと店のドアが開く


「いらっしゃ…」

「Aちゃん。久しぶり」


帽子を被った宮近さんが手を挙げる


心なしか気まずそうなのは

私がそう思っているから見えるだけだろうか


真相は分からないけど、

宮近さんの視線から逃げるように
ポピーの売り場へと進む


「一輪、ですか?」

「花束の方が可愛いかな?」

「うーん、
ミニブーケみたいなのが個人的には可愛いかなと」

「…じゃあ、それで。」


そう言ってふわりと笑う顔に


花言葉が全てじゃない、と

考えていた自分を殴りたくなった

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設定タグ:TravisJapan , 宮近海斗   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぷらむ | 作成日時:2021年3月15日 23時

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