今と未来、僕と君 11 (ページ14)

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愛理｢あら、大繁盛！桜井くん、席空いてるかしら！｣

そしてそこにやっと愛理が帰ってきた

さっきまで照れ照れしていたAも

大事に発展し混沌とした店内を見て我に返り

思わず頭を抱える

侑斗｢何やってんだよ…｣

A｢私にも何が何だか｣

侑斗、A、そして良太郎の3人で

見るからに怪しい着ぐるみを着たモモタロス達を見つめる

ﾓﾓ｢おい、ならこれはどうだ？ゴニョ、ゴニョゴニョ…｣

ｷﾝ｢んーーーー｣

ｳﾗ｢あ！ねぇねぇゴニョゴニョ…｣

絶対にこれは帰れと言っても無駄だなと察した

完全にやる気満々だ

モモタロスやキンタロスはともかく

まさか1番まともなウラタロスまで乗り気とは

デンライナーでドヤ顔で言ってたことを忘れているのだろうか

A｢これじゃあ先が思いやられるなぁ｣

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イマジン｢約束はわかってるな？｣

場所は変わり泥棒の逃げた場所へ

実態化したイマジン2人が相変わらず話を進めている最中だった

イマジン｢あぁ、そいつを使って野上良太郎と野上Aをお前にけしかければいいんだな？｣

イマジン｢”ゼロノス”は抜きでだ、あとは…俺と牙王様がやる｣

狙いは…やはり良太郎とA

しかもイマジンと牙王で

良太郎とAになにかするつもりだ

そのなにかが平和なことではないのは話からして当然わかる

そんなこんなで日は沈み夜になり

まさか自分たち狙われてるなんて知らずに

ミルクディッパーでは

尾崎｢ハナちゃん、Aちゃん！ただ待ってても暇だからゲームでもどう？みんな一緒に！｣

またしてもこの男、尾崎がはしゃいでいた。

ハナ｢え、えぇ…｣

尾崎｢賑やかな方が泥棒避けにもなるでしょ？ねー？｣

Aとハナの座ってる席の正面には

椅子に足を上げ

ただでさえチンピラ感が半端ないのに狼の着ぐるみのせいでますます怖い雰囲気のモモタロス

大人しく真ん中に座り自分の手をぺちぺちするウラタロス

腕を組んで座り反り返ってるキンタロスと

どう見ても異様な光景が広がっていた

モモタロス｢おいコラ！！｣

脳天気な尾崎の言葉に我慢の限界を迎えたのか

ついに3人が席を立って動き出した