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廉side

誰かの声で目が覚めた

神「廉、廉、もうそろそろ起きないと遅刻するよ？」

廉「ん？うぅん……」

眠い目をこすりながらどうにか身体を起こす

廉「じん、おはよぉ…」

神「廉、おはよ
昨日の夜優しく出来なくてごめんね？
結局寝るの遅くなっちゃったね」

廉「大丈夫やで、気にせんといて」

神に手を引かれリビングに行くと
いつものように朝食が用意されていた

2人で朝食を食べ終え駅へ向かった

駅に着くと玄樹はもう着いており、
俺たちを見つけると微笑んでこっちを見ていた

玄「2人ともおはよ！」

廉「玄樹、おはよー、昨日は入学式だったんに
すぐ帰ってごめんな？」

玄「ふふ、大丈夫だよ
神にちゃんと愛してもらった？笑」

廉「え、なんで分かるん？」

玄「まぁ、昨日の神を見てれば何となくね、笑」

神「……ほら、廉早く行くよ！」

昨日の神がしょおに嫉妬してたこと玄樹も知っとるんやろうか？

玄「ふふふ、廉置いてかないでー」

神に手を引かれ、玄樹の手を引っ張る状態で電車に乗り込んだ

そして大学での初めての授業に参加し
あっという間に午前の授業が終わった

お昼休みは3人で学食で食べることにした

食堂に入ると多くの人達が俺たちを見て騒ぎ出した

『あ！ねぇ、あの3人入学式でめっちゃかっこいいって思ってた人たちだ！』

『わぁ、かっこいい人も可愛い人も綺麗な人もいる！後で話しかけてみよ！！』

男女ともに多くの生徒が話して盛り上がっていた

俺は驚いて一瞬立ち止まってしまったが、
神と玄樹は何も気にせず空いてる席を探していて
俺も後にって探した

そして昼食を食べながら
今日の授業の感想などを話していると

『ねぇ、もう1組のかっこいい3人じゃない？！」

『こっちも顔面偏差値高っ！かっこいいなー』

ある3人が食堂に入ってきた事で
また多くの人達が騒ぎ出した

紫「あ、廉！」

その3人の真ん中にいたのは紫耀だった

紫耀は俺を見つけると
こっちに向かってきて
後ろの2人も紫耀の後に続いて俺たちの方へ歩いてきた

廉「しょお！みんなが騒いどるから誰かと思ったらしょおやったんか！笑」

紫「廉たちこそ注目されてるよ？笑」

廉「神と玄樹がイケメンやからな！」

俺がそう言うと紫耀と後ろの2人は神と玄樹の方を見た

廉「あ、こっちは俺の友達の神宮寺勇太と岩橋玄樹」

紫「初めまして、俺平野紫耀、よろしくな」