No mouth to the dead～そして誰もいなくなる？ (ページ8)

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＿episode6 ページ8

＿side.東宮瑛

瑛｢……何処だ此処｣

……デスゲームでアルファとか言う奴に飛ばされたんだっけか｡
まぁいいや｡面倒臭いことじゃなかったし｡

自分以外も思っているで有ろうことを考えながら､武器として選択したソード・ブレイカーを強く握った｡

＿＿＿すると､視界の隅で､何かが動くのが見えた｡

早くも人か＿?
無駄な戦闘は避けたいが､此処に居る以上､人を殺さなければ｡

先ずは相手の姿を確認するべきだ＿＿＿

瑛｢……女｣

水色のくせ毛の､女｡
大きく綺麗な黒色の瞳は光を宿していることがうかがえた。
両腕一杯にりんごを抱えている。

あんなヤツの相手なら容易い｡
殺られる前に殺る｡

彼女の背後に出て､戦闘体勢を整えつつ､油断させる為に軽く話し掛ける｡

瑛｢ねぇ､君｣

すると彼女は､驚いたように振り返った｡
そして､腰に下げた銃に手を添えた｡
りんごがいくつか落ちる。もったいない。

??｢何か用すか?｣

瑛｢……名前は｣

??｢紫藤､煌｡君は?｣

瑛｢東宮瑛｡宜しく｣

そう言うと､彼女､…煌は銃に添えた手を下げ､肩の荷を下ろした｡
何故だか､私を安全だと判断した様だな｡
もうすぐ､自分を殺す相手が数十cm先に居るというのに｡

彼女が当たりを見渡し始めた瞬間､私はソード・ブレイカーを手に取って構え､素早く彼女に接近し､剣を振りかざす＿＿＿＿＿

??｢煌っっっ!!!!!!｣

煌｢＿＿＿えっ……?｣

____玲っっっ!!!!!?

＿＿＿＿＿