16話 センラくんおはよう ページ16
「ワンワンワンワンワン!!!」
うるさいなぁ…日曜日くらい眠らせてよ……
私のベッドまで上がってきて私の体の上に乗るセンラくん。
「Aご飯!」
「…あと1時間くらい待って」
「しゃんしゃん起きろ!」
「それが人に物を頼む態度かね…んん…」
嫌々目を開けると私の上に乗っているセンラくんと目が合った。ペロッと私の顔を舐める。
「おはようA」
ひぃ、犬のくせして声がかっこいい…どうしてこんなに声がいいんだ?イケボなんだけど在り来りな声じゃなくて…でも凄くかっこよくて…
「なんやねん」
「んー、ご飯あげるから降りてちょーだい」
「ほんまやなー?」
センラくんがやっと降りてくれたところで私もベッドから起き上がって背伸び。
「センラくんおはよう」
「わふぅ…」
ベッドから降りてセンラくんの頭をわしゃわしゃ。これが毎日のルーティーン。
ていうかそこは犬なんかいっつって。
「かわいいねセンラくん」
「くぅ…」
「かわいいねぇ…」
頭や首元を撫でると気持ちよさそうにする。しっぽもブルンブルン振って。嬉しそう。
「よーし、ご飯作るね」
「ワフゥ…」
私が立ち上がろうとするとセンラくんは私の肩に前足を置く。
「もっと」
「も、分かった」
あまりのイケボに犬相手にキュンとしてしまった私。
戸惑いながらも撫で続けるとセンラくんは舌を出して床にゴロン。
「ゴロンしちゃったね〜気持ちよかった?」
「ワフッ」
「お腹わしゃわしゃするね」
「クゥ…」
ほんとに嬉しそうな顔をするなぁかわいい。めっちゃ笑ってる。嗚呼、幸せ。
これでもかというくらい撫でくりまわした後、私はセンラくんを起き上がらせた。
「これでいい?」
「最高やった」
「んふふ、じゃあご飯作るね」
215人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みみりん(プロフ) - kiyoyo@ラさん» コメントありがとうございます!!わーもう、、めっっっちゃ嬉しいです…(TT) ありがとうございます(TT) kiyoyoさんの言葉が嬉しすぎてこれからも頑張れますー!!がんばりますჱ̒ ー̀֊ー́ ) (2023年1月4日 19時) (レス) id: dc9277ae27 (このIDを非表示/違反報告)
kiyoyo@ラ(プロフ) - コメ失礼します!まず、めっっっちゃ面白いです!こんな神作品生み出せる作者様がうらやましいです!人になったセンラくんめっちゃかっこよかったです!これからも更新頑張ってください! (2023年1月4日 11時) (レス) @page19 id: f44091270b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みみりん | 作成日時:2022年11月10日 21時