どうやら私は、死ぬらしい【赤葦京治】 (ページ3)

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3話ページ3

「A、どうしたの？ぼーっとしてる」

『え、あ、ごめん』

昼休み、屋上で私の彼氏である同じ部活の赤葦と一緒にお弁当を食べていた。

　
お弁当には一切手をつけず、一昨日の出来事をぼんやりと思い出して、私は今後どうなるんだろう。と考えていた

　
「なんか、一昨日くらいから様子変だよ。まあいつも変だけど、別のベクトルの変さというか…」

　

『彼女に対して変って言葉言いすぎじゃね？びっくりなんだけど…』

　
病気のことは言えなかった。

　

「悩み事でもあるの？相談のるよ」

『スルーされた気がする。…最近ちょっとお便秘気味なだけだよ。心配させてごめん』

「そっか。今度ボラ○ノール買ってくるよ。Aがそんな感じだと俺も調子狂う。はやく快便になって」

これは普通のカップルの会話なのかどうかはわからないけど、私たちにとっては普通だ。たぶん。おそらく。

不安になってきたけども。

　

『…ありがとう。あとボラ○ノールはいらない。』

部活ではしっかり者の赤葦だけど、ボケなのかガチなのか未だに分からない。

しかしガチの方ではないかと最近疑っている。

　

『あと腰も痛い』

　

「ごめん。前やりすぎた」

やめとけ。イメージ崩れるぞ。