真実6 及川徹side ページ9
「………ねえ、」
俺の両目からは暖かな雫。
俺の口からは冷めた言葉。
「リベロくんの同じクラスの女の子、誰でもいいから呼んでよ」
女の子なら、誰でもいい。
俺ならなんでも聞きだせる。
「学校に、ですか?」
困惑の表情を見せるリベロくん。
「あたりまえじゃん。ほら、今すぐ」
何があったのか、聞かなくちゃ。
その何かのせいで、お前は死んだんだから。
わかりました、と言って携帯を取り出し部屋を出て行った。
「……お前、聞き出すつもりなのか」
「だってそうでもしないと、知れないじゃん。…岩ちゃんだって、これが最善って、わかってるんでしょ?」
「……あぁ。わかってるさ」
Aのために、俺ができることは何でもする。
役割があるのなら、俺はそれに応える。
「1人、今から来れるそうです。」
携帯を右手にリベロくんが顔を出した。
「じゃあ、行こうか」
たとえ、それがどんなものであろうとも。
263人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひなくん - 泣いてしまった.....小説で泣いたのは初めてです... (2020年4月6日 1時) (レス) id: 0760b5311e (このIDを非表示/違反報告)
雪乃 - 初めて小説で泣きました。。。 (2017年1月1日 12時) (レス) id: 35d9c9a5e1 (このIDを非表示/違反報告)
! - なんか同じ内容ばかりでつまんない (2015年11月10日 2時) (レス) id: 907679d1a6 (このIDを非表示/違反報告)
山沢カナ(プロフ) - 白石最低だ(なんかキツくてごめんなさいm(_ _)m) (2015年9月21日 13時) (レス) id: 7f1dad8cb0 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 全部読みました! 裏切り小説はよく読む方なんです 物凄く泣けました! これからも頑張ってください! (2015年9月19日 6時) (レス) id: 113b11dc0e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:環 | 作成日時:2014年12月24日 23時