【地縛少年花子くん】花子くんの彼女は零番様！？ (ページ20)

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寧「2人だけの世界に入らないでよ。あんなお願いしなければ良かったよ。それに、Aも幽霊なの？？」

「くふっ。泣いても無駄。これが怪異に関わるってことだ。言ったよね、使うなって。せっかく忠告したげたのに…。おばーかさん♡」

「…でも、きみはセンパイにこれを使わなかった。だからまだ願いを叶えてあげられる。人間に戻りたい？願うなら叶えよう。もちろん代償は貰うけどね」

寧「代償って…？」

「さぁ？でも最低限の日常生活は送らせてあげる。どーする？」

寧「も、戻る！戻りたい！お願い花子さん人間に戻してっ！」

「言ったね？お代は…カラダで払ってもらうよ。……A」

『な……んっ』

ごくんっ

半分に割られた人魚の鱗がキスと共に口に入ってきた。

思わず飲み込んでしまった。

普は口の中に人魚の鱗が残っていないのを確認すると

やっと解放してくれた。

『もっと普通の飲ませ方があるでしょー！』

「口移ししてみたかったんだよね」

ニヤリと笑ったあと、残りの人魚の鱗を飲んだのか、寧々が元の姿に戻った。

案の定、顔が真っ赤な寧々。