秘密やで。【snr】

5話 お疲れ様？ ページ5

あーーちょっと残りすぎたかもなー。
時計を見ると11時を過ぎていた。あ〜仕事めっちゃ進んだ明日は楽に生きれそうだ〜。
疲れ果てた体で会社を出ると聞き覚えがありすぎる声が聞こえてきた。声の聞こえてくる方をみると、男の人が一人。


「…ほんまおっそいねん。お疲れ様」
「……………………は？」
「は？とは失礼な〜迎えに来たで。車そこ停めてるからおいで」


最強に意味が分からなくて脳の混乱が止まらない。なんでここにセンラさんがいる？なんで今日もいる？


「え、センラさんどうしてここに…」
「んー送りたかったの。勤務先昨日言っとったしそんなん行くやん？」


勤務先知った所でそんなん行くのか？
ていうかそんなこと言ったっけ、まっったく覚えていない。お酒が入っていたからだろうか。思ってたよりも私情をぺちゃくちゃと話していたんだな…。なんだか申し訳ない。


「ほんまこんな時間まで頑張ってんの〜？偉すぎやろほら行くで」
「あの、ほんとに…」
「ん？」
「ありがとうございます…」
「なんやねん。…………かわいいな」


え、今なんて言った？！ぼーっと突っ立っているとセンラさんに名前を呼ばれて慌てて我に返る。センラさんの横まで駆け足で追いかけた。

ありがとうございます→←4話 送迎

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