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Haechan side
「ただいま」
DY「おかえり」
TY「おかえり〜、なにしてたのこんな時間まで」
「チョンロくんとチソンくんとごはん食べてきたの」
JY「珍しいね。Aが奢ってあげたの？」
「ふふ、そう。ふたりにお世話になったから」
リビングで寛いでた俺らに、そう笑って返すAは朝とは打って変わって、いつもと変わらないように見えた。けど。Aについて行って、後ろから手を洗う姿を見ていれば、気まずそうにしながら俺をよけてリビングに戻っていった。
HC「なんで避けんの、俺なんかした？」
「し、てないし避けてないよ、そう思わせてたらごめんね」
HC「謝ってほしいんじゃないんだけど。じゃあなんで朝から俺と目合わせてくれないの？」
「それは、」
リビングの真ん中で、立ち止まって言い合う俺らをヒョンたちは黙って見つめてる。テヨンイヒョンなんかは心配そうにAを見つめてて、なんか俺が悪いことをしてるような気分になる。
「何もないの、だから、」
HC「何もないのになんで泣きそうになってんの？」
「わたしの手、はなして、」
俺の手を握りながら、しゃがんで泣き出してしまったA。ヒョンたちも駆け寄るけど、正直なんでこんなふうになってるか分からなくてどうしようもない。
ジャニヒョンが立ち上がってAの隣に座ったと思ったら耳に手を当ててないしょ話をした。ん、違う？ってAの背中を摩りながら聞くジャニヒョンに、こくり、頷いたA。
言ってもいいかな？こいつら嫌がらないと思うよ、むしろ喜ぶんじゃないかな と笑ったジャニヒョンはAにまたないしょ話をすると俺らの方を向いた。
JY「へチャニが見て見てって勧めてたビハインドを見てくれたんだって」
JY「そしたら思ったよりメンバーが女の子と仲良くしててモヤモヤしたって… そうでしょ、A？」
長い髪と綺麗な手で隠されて顔は見えないけど、こくり、動いた頭。
まてよ、つまりそれは…
HC「嫉妬したってこと？Aが？俺と話してる女の子に？」
JY「また泣いちゃった。へチャナ、かわいいAを泣かせた罪は重いんだからな」
HC「ごめんって、いや、俺、ごめん。こんなの今言うの間違ってるけどさ、」
しゃがんでるAに近づいて思いっきり抱きしめる。勢いが良すぎたのか咳込んでるけど気にしない。だって、可愛すぎんじゃん。マジでなんなの？
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作者名：ノエ
| 作成日時：2022年6月4日 22時
