Zoe (ページ19)

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7 - ふたりのひみつページ19

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カムバ活動も終わって落ち着いた頃、みんながオフの今日はわたしだけ単独のお仕事。思ったより早めに終わったから、会社に送ってもらって練習でもしようかと空いてる練習室の鍵を借りた。

最近食べすぎちゃったな、って反省。よく考えたらカムバ期間に色んな人から頂いたりしたものがあるからここ最近は十分すぎるくらいの食べ物があった。わたしにだけじゃなくてみんなあるから、リビングにもキッチンにもあったし。

久々に長い間体を動かして実感した。体が重くなってたもん。ショックを受けながら最近の生活を反省した。汗をタオルで拭いて、Tシャツを持ってきておいたのに着替えたらすっきりした。運動ってやっぱり気持ちいいよね、動くまではすごく面倒なんだけど…。

『あ、… ごめんなさい』

床に座ってなにで帰ろうとかなにを食べようとか宿舎に誰がいるんだろうとか色々考えてたら扉が開いた。もしかして使うのかなってドアの方を向いたら、身長の高い綺麗な顔立ちの男の子。

「もう使わないから、こちらこそごめんなさい。これ鍵です…」

『ありがとうございます。あの、』

出ていこうとする男の子を引き留めて鍵を渡す。近寄ったらもっと身長が大きくてびっくりした。ジャニオッパくらいありそうな…？

『応援してます。忙しいと思うんですけど、身体に気をつけてこれからも頑張ってください』

どうしようすっごくうれしい、、、多分この子練習生だと思うんだけど、こんなきらきらした大きい目で頑張ってください！って言われるなんて。

「あ、りがとうございます…！すっごくうれしい、うれしいです」

綺麗な顔がびっくりしたような表情になって、ゾイさんに会えてよかったです、なんて笑って言うからわたしも嬉しくなった。

『また会えたら、話しかけていいですか？』

「ぜひ！お名前聞いても…？」

『ソンチャンです。ゾイさんの一つ下で、』

「え？！すごく大人っぽい、です…」

『そうですか？身長高いからかな』

練習があるからってそこでお別れしたソンチャンくんとわたし。また会えたらいいねってお話して帰ったんだけど、よく考えたら練習生の子があの階の練習室って、使うことあるっけ…？

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