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09 (Ki side) ページ9

いつものように、ヘルメットを被せてくれて





抱き上げられバイクに跨った






F『俺ん家おいで。顔、冷やしてやるから』






K「…いい。帰りたい」





F『そう…じゃあ北山の家そのまま行く』





K「ん、ありがとう…」





ギュッと藤ヶ谷の腰に腕を回すとバイクは動き出した






…これが、最後、なんだ………




このまま、2人だけの世界へ行けたらいいのに






藤ヶ谷のこと好きだと気づくのが遅かったね





ねぇ、どうしたらもっと藤ヶ谷と一緒に居られる?









F『到着ー』





あっという間に家に着いてしまった






ヘルメットを取られてバイクから降ろされた





F『顔、ちゃんと冷やせよ?』




K「…ん」





涙が溢れそうになるのを必死に堪える





そのせいで、喋ることができない






F『今度、来週にでもまた今日の埋め合わせしよう』






K「……ん」





F『…どうした?元気ねぇじゃん』





K「んーん……」





F『やっぱ、身体痛む?』




K「んーん……」





F『北山、さっきから喋ってないじゃん』





K「…ん」





F『もう、どうしたんだよ』





言えない





藤ヶ谷に面と向かって、言えない





藤ヶ谷に、別れて、なんて…





藤ヶ谷に見透かされそうで……





F『じゃ、夜にでもLINEして』




K「…ん」





F『…何、今日はやけに素直じゃん。いつもなら反抗してくんのに』





K「そ、だね」





F『フッ、お利口さん』





そう言って、僕に微笑んで





頭を撫でられた





何で……?





今まで、僕に向かって笑ったことなんてなかったのに…





もっと別れたくなくなるじゃんか……






F『じゃ』




藤ヶ谷の乗ったバイクが動き出して





K「っふじ」





声をかけようとしたけど、藤ヶ谷は行ってしまった






これが、最後…?





K「………嘘だっ」




嫌だ…




K「藤ヶ谷ぁっ……ズッ」




藤ヶ谷が見えなくなって、家の中へ入る




部屋に入った途端 崩れ落ちた





僕って、こんな泣き虫だったかな




K「うぅー……ヒクッ」





僕のこの選択は、間違ってないよね?





でも…







藤ヶ谷と もっと一緒に居たかったよ……

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みるく(プロフ) - 藤北ラブさん» 説明文に書いたのですが見れませんかね…? (2015年12月7日 19時) (レス) id: a73b25b171 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ゆかちんさん» レスありがとうございます! 終わってしまいました…。 私もこの作品は書いていて楽しかったです(^_^) 考えてみますね! (2015年7月10日 16時) (レス) id: 8823aec3a8 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - みつまる。さん» レスありがとうございます! わー嬉しいです(^_^) 続編考えてみますね〜! (2015年7月10日 16時) (レス) id: 8823aec3a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかちん(プロフ) - 今晩は〜。終わってしまいましたね。すっごく良かったです。私も藤ヶ谷さんに惚れてまう〜( 〃▽〃) 続編読みたいです (2015年7月6日 0時) (携帯から) (レス) id: a85c35f102 (このIDを非表示/違反報告)
みつまる。(プロフ) - あわわわヾ(・ω・`;)ノこのお話大好きすぎてもう1人蕩けてます(笑)僕の彼はヤンキーくんの続編希望したいです!短編でもいいのでその後のイチャイチャを見れたらなって思ってます! (2015年7月5日 23時) (レス) id: 241a00db8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者 | 作成日時:2015年5月28日 17時

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