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自分で言った『大嫌い』




藤ヶ谷からも同じ言葉が出てきて、思考が止まった





藤ヶ谷が居なくなってからも暫くは動けないでいた






そんな僕をハッとさせたのは 授業開始のチャイム音





でも、戻るのも気が引けて





どうせ先生は何も見てないし、いいや…





ふと、ポケットに入れていたケータイが鳴った




電源消し忘れてたのか…






それにしても、親と藤ヶ谷しか入ってないはずなのに…




着信:関口




誰…?




いつまで経っても鳴り止まなくて、仕方なく電話に出た





『もしもーし』




K「っ!何でっ…」




『ちゃんと藤ヶ谷と別れた?』




昨日の奴だ





K「…はい」





『そ。あ、今お前んち学校の前に居るから。今すぐ来い』





K「はっ?」





『拒否権なんてねぇからな?拒否したら藤ヶ谷の命ねぇぞ』





藤ヶ谷なんて…





もう、どうだって……








『おい、聞いてんの?』







K「………分かりました」




だめだ




僕はまだ、藤ヶ谷のこと…






『2分以内に校門まで来い』





K「そ、んなっ、無理っ」




言いかけたところで通話は切れた




間に合わなかったら、藤ヶ谷が…





僕はすぐに走り出した





教室に寄って荷物を持つと急いで階段を駆け下りる






間に合えっ




間に合えっ…!









『んーギリギリセーフ』





K「ハッ、ハアッ…ハアッケホケホッ」




息を整えている間に鞄を奪われた




『…まぁまぁ金持ってんじゃん』





K「っ返してよっ」




取り返そうと伸ばした腕は捕まれて





そのまま引き摺られるように買い物に付き合わされた







最終的には財布の中は空っぽで






『明日も金持って来いよ』




そう言われて1人、暗い道へ置き去りにされた

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みるく(プロフ) - 藤北ラブさん» 説明文に書いたのですが見れませんかね…? (2015年12月7日 19時) (レス) id: a73b25b171 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ゆかちんさん» レスありがとうございます! 終わってしまいました…。 私もこの作品は書いていて楽しかったです(^_^) 考えてみますね! (2015年7月10日 16時) (レス) id: 8823aec3a8 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - みつまる。さん» レスありがとうございます! わー嬉しいです(^_^) 続編考えてみますね〜! (2015年7月10日 16時) (レス) id: 8823aec3a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかちん(プロフ) - 今晩は〜。終わってしまいましたね。すっごく良かったです。私も藤ヶ谷さんに惚れてまう〜( 〃▽〃) 続編読みたいです (2015年7月6日 0時) (携帯から) (レス) id: a85c35f102 (このIDを非表示/違反報告)
みつまる。(プロフ) - あわわわヾ(・ω・`;)ノこのお話大好きすぎてもう1人蕩けてます(笑)僕の彼はヤンキーくんの続編希望したいです!短編でもいいのでその後のイチャイチャを見れたらなって思ってます! (2015年7月5日 23時) (レス) id: 241a00db8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者 | 作成日時:2015年5月28日 17時

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