某村煩悩集

《学パロ》黄緑青 - 特権 ページ24

学パロ要素はほぼ無に等しいですが学パロと言い張ります。学パロで想像してください。
ちょっと前の青さんの動画で眼鏡掛けてたのに触発されました…妄想が捗りすぎる。

———

iemonさんはパソコンをいじる時に眼鏡を掛けていることが多い。本人曰く「普段生活する分には支障ないんだけどパソコンの画面は見辛いから」だそうだ。まあ別にそんなことはどうでもよくて、つまりこの状態のiemonさんを見られるのは同室の私だけって訳なのだ。

「…iemonさーん」

なんだか嬉しくなってつい声をかけてしまう。iemonさんはこちらへ振り向いて心底鬱陶しそうな表情を浮かべた。

「なんすか…もう」

そう言って眼鏡を持ち上げるiemonさん。ああ、もっと掛けていてくれてもよかったのに。そう思うと自然と手が動いて、指が眼鏡のつるを持つiemonさんの手に触れる。そのまま包み込むように握ってやればピクリと驚きで震える手。

「ちょ…ほんとに何…」

呆れたような声色の中に、微かだが確かに恥ずかしさを孕んでいて。可愛いな、とiemonさんの額と自分の額をくっつける。互いの息がかかるくらいの距離だ｡

「はぁ…？な、なんなんほんまに…！」

辛辣な言葉を投げかけたり俯くことで照れ隠しをしているらしいが、真っ赤になった耳や言葉の辛辣さに隠れた期待を隠しきれていない。

「…あー、可愛いーっ…！」
「……は、ぁ…？…な、…もう…嫌やぁ、心臓に悪いわぁ…」

状況の把握がうまくできていないらしいiemonさんはへなへなと私の方へもたれかかってくる。驚きつつも受け止めると、腕の中で少し身じろぎこちらを上目遣いで見上げてきた。…これ、は。

「…据え膳ととってもいいの？」

そう問えば、iemonさんは再び私の胸に顔を埋めてこう答えた。

「…好きにとってもらってどーぞ。」

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