白い犬を拾いました【五条悟】

救世主 ページ31

私が無理無理無理無理とブツブツ言ってると、虫無理なんだ。ごめんね。という声が聞こえた。

そこには人間になった悟が立っていた。

助かったと思い、悟が処理してくれるのを待つ。
若干涙目である。


悟「いやー、Gがいたから倒したけど、まさか無理だったとは思わなかった。」

と、しょぼんとしながら言う悟に、倒してくれてありがとう。と言うと、どういたしまして。と言ってくれた。


未だにあの気持ち悪さを思い出しただけで鳥肌が立つ。悟は、震えてる私に気づいたのか、手を握って今日一日の話をし始めた。



悟「今日キュアしばばんと話そうと思ってワンワン言ってたんだけどね、キュアしばばんずっと同じこと言うの。ウケるよね。」


『なんて言ってたの？』


悟「こんにちは、悟。」


『え、ずっとそれ？』


悟「うん。」


『なにそれ』


と笑いながら話した。
それだけでついさっきの出来事を忘れられる。
こんなしょうもない話でも笑えるって幸せだな。


改めて幸せを感じた。

すると悟がそうだ、と何かを思い出したように言う。


『どうしたの？』


悟「人間になれる時間って24時間でしょ？なんと、人間に戻れない時間も24時間で一緒だった。」


『そうなんだ。どうやってわかったの？』


悟「なーんかビビッと来たんだよね。その来た時が24時間ピッタリだった。」


ほぇ〜
そんな事もあるんだ。
じゃあ1日交代で人間版悟に会えるってことか。



『悟はどっちの姿の方が過ごしやすい？』


悟「人間かな〜。」

なんで？と聞くと、色々と都合がいいからと言った。


前もそれ言ってたよね。

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