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「そこのソファの上におろしちゃってください」




男の子は海斗を引きずるようにソファの上に寝かせた







「ほんとにすいません。まさか、女の人だと思わなくて」




「あの、えっとどういう経緯で、」





元「あ、すいません挨拶遅れました、俺 松田元太っていいます。Aちゃんですよね?」




「はい、そうですけど、」




元「海斗からよく話聞いてます」








何の話をしているんだと少し疑問を持ちつつ
黒髪の彼に向き直す。









「松田くん、と海斗はどういうご関係で、」





元「えっと、海斗とは高校からの友達で俺の家で
ルームシェア?してるんですけど今俺の親が泊まりに来ちゃってて海斗はどっかホテル泊まるからいいよーって言ってたんすけど、」






と話す松田くんを見ていれば
急に松田くんは頭を下げた






元「すいません、俺が飲ませすぎました」






「、えっと海斗と飲んでて潰れちゃったけど海斗の
泊まる場所が無いからここに連れてきたってことですか、?」







海斗がお酒が強いことなんて知っているけど
その彼が潰れるくらいなのだから松田くんは
よっぽど強いのだろうなんて考えてしまった。




てか、そんな日に飲ませるなよなんて
少し心の中で毒づいた









元「まーその、そういうことですね」



「ていうか私の家なんでわかったんですか、」





元「いや一応俺の家連れて帰ろうとしたら海斗が
スマホ見せてきてここに連れてってくれって言うんで、てっきり俺は友達の家か何かかと思って、
取り敢えず行ってみようかと、」






元「ほんっとにすいません。」









「いや、あのもう頭あげてもらって大丈夫です、」







元「ほんとすか?怒ってないですか、?」






「まあびっくりしましたけど怒ってはないです、笑」




元「よかった、」







「あ、えっと何か飲みますか?」





元「全然、お構い無く」






流石に男一人をここまで運んでくるのは
大変だっただろうなんて変な親切心がうまれてきて
麦茶を一杯差し出した。







「どうぞ、」




元「あーすいませんありがとうございます 笑」






少しはにかんだその顔は柔らかい雰囲気を醸し出していて、海斗とどことなく似ているかもなんて

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作者名:もふ子 | 作成日時:2021年1月11日 23時

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