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はん、皆殺しだって。可笑しい。やれるもんならやってみろ。私が先にお前を倒してやる。…いや、私達が。
無一郎と悲鳴嶼さんね。力になれるかな。ならなきゃ。なる。
三人で着地して、走って走って。…鬼、気持ち悪い。
「……御館様は?」
無一郎が口を開いた。
「一足先に逝かれた」
ぎゅっと、心臓を鷲掴みにされたような感覚。……死んでしまった。御館様。御館様…。
「でも、御館様が鬼に見つかるような失敗なんて、」
そこまで言ってしまって、気がついた。恐ろしい想像。
「………囮に?」
「…そうだ。余命幾許も無かったために」
あぁ。現実から目を背けたい。足を止めてしまいたい。悪い夢だと信じたい。でも、そしたら待っているのは?
鬼殺隊の敗北。御館様の死が無駄になってしまう。
「A、」
「…わか、ってる。行く。絶対に、止まらないからっ……」
無駄にしちゃいけない。私だって仮にも柱なんだから。がん、ばれ。
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結衣(プロフ) - 完結おめでとうございます!本当にハッピーエンドですね笑笑 本誌だともう出てくるたびに泣いてたので、、本当にお疲れ様でした。むいくんの誕生日楽しみにしてます! (2020年5月20日 18時) (レス) id: 3b6ed38452 (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - むいくんの誕生日、楽しみにしています!最後まで、本当に本当に最高でした!お疲れ様でした! (2020年5月17日 20時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴歌-Rikkai- | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suzuka-Rikkai-/
作成日時:2020年5月17日 8時