一緒に帰ろう時透兄弟 ページ10
時間の流れって早いね。
もう帰る時間だ。
「また明日ね、Aちゃん」
「うん。あ、の……今日、色々教えてくれてありがとう」
禰豆子ちゃんはきょとんとしたあと、桃色の大きい目を細めた。
「全然、大丈夫!分かんないことあったらちゃんと聞いてね、教えるから」
…………この学校来て良かった…感涙。
からから、教室のドアを開けると、時透兄弟が教室の前で待っていた。
「……ごめん、待ったかな」
「いや…今教室出た」
無一郎君とはやはり目が合わない。有一郎君は何故かそっぽ向いて口元を抑えている。
「…有一郎、君?」
「っふ……いや、何でもない…」
「兄さん!」
……笑ってる?
無一郎君は顔を赤くしてぽかぽか殴ってるし……ん、ん?
「……だから嫌って言ったのに」
「悪い悪い、もう笑わない……っはは…無理だ、ごめん」
「…もう置いてく」
きゅうっと赤面した無一郎君が、「行こ、」と私の手を引っ張る。拗ねてるみたいだ。
右手に感じる暖かさ。ふとそれを自覚した時に、
心の中が暴走した。
こ、これは手を繋いでいるに近くて…つまり無一郎君と手を繋いでいる…手を…繋いで…いる……!!
「むっ、む、無一郎君」
「なに……」
呼べば、振り返る。
「あ、の……手が」
無一郎君は首をかしげたあと、目を見開いた。また赤面してる。多分私も同じだ。
「ごっ、ごめん……無意識だった」
「ううん、あの…大丈夫……嫌ではなかった、から…大丈夫」
「なっ……」
有一郎君が耐えきれず、声を上げて笑った。
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鈴歌-Rikkai-(プロフ) - 結衣さん» むいくんと登下校したい……シタイ…((いつも具体的な感想ありがとうございます…!とても励みになっています!! (2019年12月14日 23時) (レス) id: 8ba55bc0a6 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - いやぁ〜私も『一緒に学校行かない?』って言われてみたいです!!これからも更新頑張ってください!! (2019年12月14日 23時) (レス) id: 3b6ed38452 (このIDを非表示/違反報告)
鈴歌-Rikkai-(プロフ) - かまぼこさん» いえいえ、見てくれただけで嬉しいです〜!あおはるしたいですね……((頑張ります!! (2019年12月14日 8時) (レス) id: 8ba55bc0a6 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 見るの遅れちゃってごめんなさい…!新作おめでとうございます!無一郎とあおはるしてぇ…((更新頑張って下さい〜! (2019年12月13日 23時) (レス) id: 4716ad5a07 (このIDを非表示/違反報告)
鈴歌-Rikkai-(プロフ) - もちさん» 優しい言葉ありがとうございますー!!頑張ります! (2019年12月12日 18時) (レス) id: 8ba55bc0a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴歌-Rikkai- | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suzuka-Rikkai-/
作成日時:2019年12月11日 18時